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米暗号資産取引所コインベースは22日、ビットコイン(BTC)を担保にUSDCを借りる自社サービスへ、金利と返済期日を先に固定する選択肢を加えた。
従来の型は需給で金利が数秒ごとに動く変動制で、返済までの総コストが読めなかった。新しい型では借入の時点で利率と期日が決まり、支払う額が確定する。
借入時に利率と期日が決まる
貸借プロトコル側が公開したモルフォの公式ブログによると、今回の固定金利型は「Morpho Midnight」という固定期間向けのエンジンで動く。決済はコインベースが手がけるブロックチェーンのBase上で行われる。
満期は当月末か翌月末から選ぶ。ここでいう月末は、その月の最後の金曜を指す。利率は市場の需給で決まるが、いったん借りたあとは満期まで動かない。
従来の変動金利型は残したまま、その横に並べる形になる。モルフォによれば、変動金利型の残高はすでに14億ドルを超え、裏付けとなる担保は約30億ドル。コインベースは、この固定期間エンジンに接続した事業者のなかで最大規模になる。
売らずに資金を用意する型が広がる
暗号資産(仮想通貨)担保ローンは、預けた銘柄を売らずに手元の資金を用意する仕組みを指す。担保として差し入れたビットコインは売却されないため、保有を続けたまま借りられる。返済すれば担保は戻る。
同じ型は9月21日にも動いた。米ステーブルコイン発行企業サークルが、機関投資家向けにビットコインを担保としたUSDCの借入をArcとイーサリアム上で開始している。担保には同社が発行するcirBTCを使い、貸借の相手方にはモルフォが最初に採用された。
借り手が受け取るのはいずれもUSDCで、ステーブルコインを介した資金調達にあたる。担保の価値が下がれば清算される点も共通する。モルフォは、利率や担保条件、清算のしきい値は選んだ市場ごとに決まり、変わりうるとしている。固定金利型の上限額について、コインベースは公表していない。
ポイント
- コインベースがBTC担保ローンに固定金利型を追加した。
- 満期は当月末か翌月末から選び、月末は最後の金曜を指す。
- 変動金利型の残高14億ドルに担保30億ドルが付いている。
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