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ビットコイン(BTC)マイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングス(MARA)はこのほど、2025年第4四半期の決算を発表した。
ビットコイン価格下落が業績に影響
同社の2025年第4四半期決算は、17億ドルの純損失となった。前年同期は5億2830万ドルの純利益を計上しており、大幅な赤字転換となる。
四半期の収益も前年同期比6%減の2億230万ドルにとどまった。
巨額の損失を計上した主な要因は、暗号資産(仮想通貨)の価格変動によるものだ。
保有するビットコインの価格が下落し、15億ドルの非現金減損損失が発生した。
同社はビットコイン価格が1万ドル変動するごとに、保有資産の価値が約5億3800万ドル変化すると説明している。
また、仮想通貨ネットワークの採掘難易度が上昇したことも逆風となった。第4四半期の1日平均マイニング量は21.9ビットコインとなり、前年同期の27.1ビットコインから減少している。
ただし、2025年通期の収益は前年比38%増の9億710万ドルを記録しており、事業全体の規模は拡大傾向にある。
AIインフラ事業への戦略的転換
厳しい四半期決算の発表と同時に、同社は事業戦略の大きな転換を明らかにした。
純粋なマイニング事業への依存から脱却し、AIやハイパフォーマンス・コンピューティング向けのインフラプラットフォームへと事業の軸足を移す。
既存の電力インフラを活用し、より安定した収益源を確保する狙いがある。
この戦略の一環として、他社との合弁事業や関連企業の買収を進めている。仮想通貨市場の価格変動リスクを軽減し、利益率の高いデータセンター事業を新たな柱に育てる計画だ。
市場関係者の間では、このAI分野への進出が今後の成長を牽引するとの見方も広がっている。
事業転換を進める一方で、マイニング能力の強化も継続している。第4四半期のハッシュレートは前年同期比で25%増加し、66.4 EH/sに達した。
2025年末時点でのビットコイン保有量は53,822ビットコインとなり、その価値は約47億ドルに上る。豊富な手元資金と資産を背景に、新たな事業領域での展開が注目される。
ポイント
- MARAの2025年第4四半期決算は、ビットコイン下落の影響で17億ドルの純損失に。
- マイニング難易度の上昇により採掘量は減少したが、通期収益は前年比38%増を記録。
- 仮想通貨マイニングへの依存を減らし、AIやデータセンター向けインフラ事業への転換。
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