暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は8日、心理的節目の9万ドルを割り込んだ。
年初に約12億ドルのETF資金流入で一時9万5000ドル付近まで上昇したが、12月のレンジ上限で跳ね返された形だ。
12月レンジ突破失敗、8万ドル調整も視野
今回の下落は、強気派が9万4000〜9万6000ドルの抵抗帯を上抜けられなかったことが主因だ。
市場は2025年11月中旬から保ち合いが続いており、CMEギャップを埋める形で9万1000ドル割れを予想する声もある。
一部アナリストは8万ドルまでの調整継続を警戒。
デリバティブ市場では、コールオプションの買いが見られるものの、直近の上値追いには慎重姿勢が目立つ。
ビットコイン価格が2年連続で下落した例は過去15年で存在せず、歴史的パターンは回復を示唆するが、2025年の軟調相場の記憶が確信の回復を遅らせている。
機関投資家の2026年予測は二極化
CNBCの報道によると、機関投資家の2026年予測は7万5000ドルから22万5000ドルまで大きく分かれている。
スタンダードチャータードのジェフ・ケンドリック氏は15万ドルを予測、メイプルファイナンスのシドニー・パウエルCEOは17万5000ドルを見込む。
一方、サセックス大学のキャロル・アレクサンダー教授は7万5000〜15万ドルのレンジで中心値11万ドルと予測。
オプション市場では1月より3〜4月に10万ドル回復への期待が高い。
VALR取引所のファーザム・エフサニCEOは現在の横ばいを嵐の前の静けさと表現し、貴金属ラリーが終息すればQ1に13万ドルへ上昇する可能性があると述べた。
投資家の中には仮想通貨おすすめの銘柄を慎重に選定し、次の上昇局面に備える動きも出始めている。
5月のFRB議長人事が転換点に
今後の重要イベントとして、2026年5月のFRB議長人事が挙げられる。
トランプ大統領が利下げに前向きな後任を指名すれば、金融政策の方向性が明確化し、機関投資家のリスク選好が回復する可能性がある。
一部のアナリストは「2026年後半にかけて12万〜17万ドルで推移する」と予測。
足元では8万8000ドルのサポートが焦点となっており、このラインを維持できるかが長期トレンドの分岐点となる。
こうした市場の不確実性が高い時期こそ、仮想通貨初心者は長期的な視点を持って情報収集に努めるべきだ。
ポイント
- ビットコインは9万ドルを割り込み、重要な支持線をテストしている
- 9万4000ドルから9万6000ドルの抵抗線が上値を抑えている
- 専門家は2026年の価格を12万ドルから17万5000ドルと予測している
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