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暗号資産(仮想通貨)ウォレット大手のメタマスクは16日、ビットコイン(BTC)のネイティブサポートを開始した。
メタマスクでビットコインを直接管理可能に
今回のアップデートで、メタマスクユーザーはウォレット内で直接ビットコインを購入、交換、取引、送金できるようになった。
これまではWBTCなどのラップドトークンを使う必要があったが、今回の変更でその必要はなくなった。
BITCOIN HAS ENTERED THE CHAT
MetaMask now supports BTC. 🟠 pic.twitter.com/S6ZdDStnct
— MetaMask.eth 🦊 (@MetaMask) December 15, 2025
本機能の導入により、ビットコインの安全な保管が可能となったほか、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、モナド(MON)、セイ(SEI)といった異なるブロックチェーンの仮想通貨を、単一のウォレットで一元管理できる環境が整備された。
ウォレットを最新バージョンに更新すると、マルチチェーンアカウント内にビットコインのアドレスが自動的に生成される。
現在メタマスクはビットコインの送金手数料を抑えられる「ネイティブSegWit」に標準対応。さらに近日中には、より効率的でプライバシーに優れた最新規格「Taproot」への対応も近日中に追加される予定だ。
ただし、取引に関しては注意点がある。
ビットコインのトランザクションはネットワークで承認された後に資産リストに反映されるが、EVM互換チェーンやソラナネットワークに比べて処理に時間がかかる場合があるため、その点は留意しておく必要がある。
マルチチェーン戦略の拡大
メタマスクは、ビットコインのネイティブ対応を実現したことにより、同社が進める戦略的なマルチチェーン拡大の一環として新たなステップを踏み出した。
このアップデートにより、ユーザーは法定通貨でのビットコイン購入やオンチェーンでの転送、異なるチェーン間でのスワップが可能となる。
今年初めにモナドやセイのネットワークに対応したメタマスクにとって、今回のビットコイン統合はその流れを汲む重要な進展となる。
これにより、メタマスクはビットコインとイーサリアムのエコシステムをつなぐ包括的なウォレットとしての地位を確立することを目指している。
これまでは、ビットコインをDeFiで利用するためには仲介者を介したラップドトークンが必要であり、そのためカウンターパーティリスクが伴っていた。
しかし、ネイティブ対応の導入により、こうした仮想通貨エコシステムの主要な課題が解決されることになる。
メタマスクは「一つのホーム、多数のチェーン」というビジョンを掲げており、2026年に向けてさらに多くのネットワークを追加する計画を発表している。
これにより、主要なブロックチェーン間の相互運用性を求める市場のニーズに応えていく方針だ。
ポイント
- メタマスクがビットコインのネイティブサポートを開始し、ラップドトークン不要で管理可能になった。
- ユーザーは最新版への更新でBTCアドレスを取得でき、イーサリアムやソラナと一元管理できる。
- 今回の対応はマルチチェーン戦略の一環であり、2026年に向けてさらなるネットワーク拡大を計画している。
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