Revolut、2024年純利益149%増｜仮想通貨取引が追い風に

英国を拠点とするフィンテック企業Revolutは22日、2024年の業績を発表した。同社の純利益は前年比149%増の11億ポンド（約2,200億円）に達し、目覚ましい成長を示した。収益も好調で、前年から72%増加し、31億ポンド（約6,200億円）となった。

この大幅な増益は、同社が提供する多様な金融サービス、特に暗号資産（仮想通貨）関連の取引が活況を呈したことが主な要因である。世界的な仮想通貨市場への関心の高まりが、Revolutのプラットフォーム利用者を増やし、取引量の増加につながったと考えられる。

Revolut is the #1 finance app in Europe — once again (a thread 🧵)

Thanks to your trust, we set a new benchmark in 2024. pic.twitter.com/lf7fAMMoel

— Revolut (@RevolutApp) April 24, 2025

仮想通貨サービスの拡大が寄与

Revolutは近年、銀行業務や送金サービスに加え、仮想通貨取引機能を積極的に拡充してきた。利用者はアプリを通じて、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）など、多くの種類の仮想通貨を手軽に売買できる。

この利便性の高いサービスが、特に若年層や仮想通貨投資に関心を持つ新規ユーザーを引きつけ、収益基盤の強化に貢献した。

2024年の仮想通貨市場は、価格変動が大きいながらも、全体として取引活動が活発な年であった。イーサリアムを始めとする主要仮想通貨も多くの投資家の関心を集めた。

Revolutのような使いやすいプラットフォームは、市場の変動性を利用した短期的な取引や、長期的な資産形成を目指す投資家の双方にとって魅力的な選択肢となった。同社は規制当局との連携を保ちながら、安全で信頼性の高い取引環境を提供することにも注力している。

フィンテック業界での競争と今後の展望

フィンテック業界は競争が激化しているが、Revolutは革新的なサービスとグローバルな展開力で独自の地位を築いている。今回の好調な業績は、同社のビジネスモデルの有効性と成長ポテンシャルを裏付けるものだ。

仮想通貨分野での成功は、他の金融サービスとの相乗効果も生み出している可能性がある。今後、Revolutはさらなるサービス拡充や新規市場への進出を進めると予想される。

仮想通貨関連サービスにおいては、取り扱い銘柄の追加や、ステーキング、レンディングといった新たな機能の導入も考えられる。同社は、変化の速い金融市場のニーズに対応し、持続的な成長を目指していくであろう。

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Takumi Yuri

仮想通貨ニュースライター

日本語版99Bitcoinsニュースライター。5年ほど仮想通貨メディアでニュース... 続きを読む

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