資産運用大手のVanEckは22日、ビットコイン(BTC)のマイニング活動が低下している傾向が価格の底打ちを示唆している可能性があると指摘した。
現在、BTCは8万6809ドル付近で推移しており、9万ドルの抵抗線突破には至っていない。
しかし、VanEckのレポート『2025年12月半ばのBTC・チェーンチェック』によると、マイニング活動の減少は過去の傾向と照らし合わせても強気の兆候と見られている。
ハッシュレート低下は強気のシグナルか
VanEckは、ハッシュレートの低下が「逆張りの強気シグナル」として機能すると分析している。これは、非効率なマイナーが財務的な理由からネットワークから撤退するマイナーの降伏が背景にあるとされる。
同社のアナリストは、14年以降のデータをもとに「ネットワークのハッシュレートが低下している期間中、BTCの90日後の収益率は65%の確率でプラスだった」と述べた。
実際、BTCのハッシュレートは15日までの1カ月間で約4%低下しており、これは24年4月以来で最大の減少幅となっている。
VanEckによれば、今回のハッシュレート低下は、中国国内で約1.3ギガワット相当のマイニング設備が停止したことが主な原因と見られている。
この電力の一部は、AI関連の需要を背景に、他分野へ転用されたと見られており、同社は「この傾向が続けば、BTCの総ハッシュレートの最大10%が恒久的に失われる可能性もある」と警告している。
損益分岐点の変化と収益性の悪化
BTC価格が調整されたことで、マイニング収益性も悪化している。
VanEckの試算によると、Antminer S19 XPなど中世代のマイニング機器における損益分岐点の電力コストは、24年後半時点で1キロワット時あたり約0.12ドルだったが、25年12月半ばには約0.077ドルにまで低下する見通しだ。
損益分岐点の低下は、安価な電力を確保できる事業者しか利益を維持できないことを意味しており、業界全体の経済状況が悪化していることを反映している。
VanEckは、収益性の低下が続く中、約40万台のBTCマイニングマシンがオフラインになったと推定。また、現在BTCマイニングを政府支援のもと行っている国は13カ国に上るという。
個人向けミームコインマイニングに新潮流
産業化が進むマイニング分野において、個人投資家の関心は物理的機材を必要としない仮想マイニングへと移行している。
その一例がMine-to-Earnモデルであり、特に注目されているのが、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上のプロジェクト、ペペノード(PEPENODE)だ。
このプロジェクトは、ブラウザベースのダッシュボードから誰でも参加可能で、高価な機器や電力コストのハードルを排除している。現在進行中のプレセールでは、約240万ドルを調達済みだ。
PEPENODEでは、ユーザーが仮想ノードを購入してデジタル上のサーバールームを構築し、報酬を得ることができる。
報酬には最大546%のステーキング年利に加え、ペペ(PEPE)やファートコイン(FARTCOIN)といった人気ミームコインが含まれており、クロス報酬システムが注目されている。
ミームコイン市場全体は、ドージコイン(DOGE)ETFの承認期待もあり活況を呈しており、実用性を兼ね備えたPEPENODEへの注目も高まっている。
段階的な価格上昇設計により、早期参入のメリットがあることも、個人投資家の関心を集める要因となっている。
PepeNodeを見てみるポイント
- VanEckがハッシュレート低下を価格底打ちの兆候と分析
- マイナーの損益分岐点が大幅に低下し撤退が進んでいる
- AI需要への電力転用がハッシュレート減少の一因となっている
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