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ソラナの顧問であるニキータ・ビア氏は1日、イーロン・マスク氏が率いるX(旧Twitter)社に製品責任者として加わった。
この人事は、Xプラットフォームへの暗号資産(仮想通貨)決済機能の導入に関する憶測を再び呼んでいる。
ビア氏は、過去にメタ社に買収されたTBHや、ディスコード社に買収されたGasといったソーシャルプラットフォームを立ち上げた連続起業家である。
2025年3月からはソラナ(SOL)の顧問として、モバイルアプリのエコシステム拡大を支援してきた。X社での同氏の主な役割は、人工知能(AI)チャットボットGrokのプラットフォームへの統合だ。
これにより、パーソナライズされたコンテンツの提供とユーザーエンゲージメントの強化を目指すとしている。
暗号資産決済への憶測再燃
マスク氏は以前から、Xの金融エコシステムに仮想通貨を統合することに関心を示してきた。特にドージコイン(DOGE)は、頻繁に憶測の対象となっている。
ビア氏の任命は、これらの噂を再燃させるきっかけとなった。マスク氏は過去に「ドージコインを月へ」といった発言で同通貨を支持しており、市場の期待は高い。
ビア氏の発表後、ドージコインの価格は一時的に上昇した。
公式な発表はないものの、2025年初頭にリークされたコードでは、Xが仮想通貨をサポートする決済機能を開発している可能性が示唆されていた。
AIとソーシャルメディアの融合
ビア氏はX社での目標としてGrokの能力を活用し、極めて関連性の高いタイムラインを作成することを強調した。
これはAI主導のコンテンツと金融サービスの境界を曖昧にする可能性がある。
同氏はXをインターネット文化が生まれる場所と位置づけている。インタラクティブでコミュニティ主導の機能開発を優先する考えを示唆した。
ソラナの顧問とXの製品責任者という二重の役割は、同氏が分散型アプリ開発と主流のソーシャルプラットフォームの橋渡し役となる可能性を秘めている。
マスク氏もビア氏の任命を公に支持しており、Xの実験的な社風を改めて示した形だ。
ポイント
- ソラナの顧問であるニキータ・ビア氏が、イーロン・マスク氏率いるX社の製品責任者に就任した。
- ビア氏の就任によりXプラットフォームへの仮想通貨決済機能、特にDOGEの統合に関する憶測が再燃。
- 同氏はX社のAIチャットボットGrokの統合を主導、パーソナライズされたコンテンツ提供の強化を目指す。
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