ブロックチェーン企業のリップルは15日、米ドル連動型ステーブルコインRLUSDを複数のレイヤー2ネットワークへ拡大する計画を明かした。
レイヤー2への拡大とWormholeの採用
リップルは、クロスチェーンプロバイダーであるワームホールとの提携を通じて、2026年にRLUSDの展開を拡大する。
同社はワームホールのNative Token Transfers(NTT)標準を採用し、主要なレイヤー2プラットフォームでの試験運用を行う方針だ。対象となるネットワークには、Optimism、Base、Ink、Unichainが含まれる。
RLUSD is expanding to Layer 2s using @wormhole’s NTT standard for native, secure transfers and will become the first U.S.-based, trust-regulated stablecoin on @Optimism, @Base, @Inkonchain and @Unichain: https://t.co/ju9KyoOIBa
This will enhance utility for XRP and RLUSD by…
— Ripple (@Ripple) December 15, 2025
RLUSDは2024年12月にXRP Ledger(XRPL)とイーサリアムで最初にローンチされた。発表によると、その総供給量はすでに13億ドルを超えているという。
このステーブルコインは、ニューヨーク州金融サービス局の信託憲章の下で発行される、コンプライアンスを重視した資産として位置づけられている。
新たなブロックチェーンでの正式なローンチは2026年を予定しており、最終的な規制当局の承認が条件となる。
リップルは、仮想通貨の未来はマルチチェーンにあるとし、機関投資家とオンチェーン経済の両方に貢献するためには、需要がある場所でステーブルコインが利用可能である必要があると説明した。
規制遵守と機関投資家の取り込み
今回の拡大計画は、リップルが進める規制面での進展に大きく影響されている。
同社は先週、米通貨監督庁からリップル・ナショナル・トラスト銀行に対する国法銀行の信託免許の条件付き承認を取得した。
この進展により、州と連邦という二重の規制構造が確立されることになる。
この規制基準は、現在他のどのステーブルコインにも見られない特徴だ。
リップルのステーブルコイン部門責任者であるジャック・マクドナルド氏は、ステーブルコインがDeFiや機関投資家の参入への入り口であると強調。
RLUSDは、広範なデジタル資産経済への信頼できる流動的なオンランプとなるよう設計されている。
ワームホールの統合は、RLUSDがラッピングや合成資産を介さずにチェーン間をネイティブに移動することを可能にする技術的進歩だ。
これにより、流動性と規制管理を維持しながら、高速かつ低コストなネットワーク上でのDeFiユースケースをサポートできる。
また、今回の拡大戦略にはラップドXRP(wXRP)のサポートも含まれている。
ユーザーは将来的に、OptimismやBase上のDeFiアプリ内で、チェーンを離れることなくwXRPをRLUSDに交換できるようになる見込みだ。
リップルは最近、評価額400億ドルで5億ドルを調達しており、この資金が拡大の基盤となっている。
ポイント
- リップルがステーブルコインRLUSDをOptimismやBaseなどのレイヤー2へ拡大すると発表
- クロスチェーンプロトコルであるワームホールの技術を採用し、資産のネイティブ転送を実現する
- 連邦と州の二重規制構造を持つ初のステーブルコインとして、機関投資家の需要に応える
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