イーサリアム(ETH)の開発チームは29日、AIエージェント向けの新規格「ERC-8004」をメインネットで公開する。
メタマスクのマルコ・デロッシAI責任者によると、実装は米国東部時間29日午前9時に完了予定。
この規格はAIエージェントにオンチェーンIDと評判システムを付与し、組織の壁を越えた信頼性の担保を可能にする。
グーグルやコインベースと共同開発された同規格は、ソラナ(SOL)やBaseに大きく後れを取るイーサリアムのAI市場巻き返しの鍵となる。
AIエージェントに「デジタルパスポート」を付与
ERC-8004は、AIエージェントの発見と信頼構築を目的とした3つの軽量レジストリで構成される。
イーサリアム公式発表によると、第一のIDレジストリはNFT技術を応用し、各エージェントに固有のオンチェーン識別子を割り当てる。
ERC-8004 is going live on mainnet soon.
By enabling discovery and portable reputation, ERC-8004 allows AI agents to interact across organizations ensuring credibility travels everywhere.
This unlocks a global market where AI services can interoperate without gatekeepers. https://t.co/Yrl0rvnSxj
— Ethereum (@ethereum) January 27, 2026
この識別子は移転や委任が可能で、検閲耐性のあるデジタルパスポートとして機能する。
第二の評判レジストリでは、人間やAIがエージェントのパフォーマンスに関するフィードバックを記録。
第三の検証レジストリは、セキュリティ監査など第三者による独立した検証結果を保存する仕組みだ。
イーサリアム財団のダビデ・クラピスAI責任者は「イーサリアムはAI間取引を安全に決済するプラットフォームとして独自のポジションにある」と述べた。
2025年8月の仕様公開以降、1000〜2000人の開発者がプロジェクトに参加しているという。
ETHのヴィタリック・ブテリン共同創設者は、AIが少額決済を頻繁に行い、ステーブルコインの主要ユーザーとなる未来を予測している。
ERC-8004はAIが「経済的な主体」として自律的に活動するための基盤となる可能性を秘めている。
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