暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETH)が10日、日本時間で円建てにおいて63万9455円を記録し、史上最高値を更新した。
Yahoo!ファイナンスの価格履歴によれば、これは2024年12月の63万3000円を上回る水準。
ドル建て価格の上昇と円安進行に加え、米国で確定拠出年金制度(401k)への仮想通貨投資を認める大統領令が署名されたことが、市場心理を押し上げたと考えられる。
最高値更新の背景
イーサリアムのドル建て価格は4300ドル前後で、2021年の最高値4891ドルには届いていない。
それでも円安進行により、円建てでは高値を付けやすい状況となっていた。
米国ではトランプ大統領が就任以降、仮想通貨に前向きな政策を次々実施している。
8月7日には401kの運用先に仮想通貨や未公開株、不動産を認める大統領令に署名し、資金流入期待から主要通貨が上昇。
イーサリアムは7日から10日にかけて、約8か月ぶりに円建て最高値を更新した。
国内市場の特徴
日本や韓国では海外居住者が現地取引所で直接取引することが制限され、国内投資家や企業の売買が価格を動かしやすい。
今回の最高値も、円安進行と401kからの将来的な資金流入期待が重なり、国内需要の強さが反映された。こうした環境はイーサリアムの今後の価格推移にも影響を与える可能性がある。
米ドル建てでの史上最高値更新には距離があるが、その達成も視野に入りつつある。
“ポイント”
- イーサリアムが8月10日、日本円建てで一時63万円台となり、8か月ぶりに史上最高値を更新した。
- ドル建て価格は最高値未達ながら、円安進行が円建て価格を押し上げた。
- 米国の401kでの仮想通貨投資解禁や企業導入拡大が市場心理を改善し、需要を高めた。
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