暗号資産(仮想通貨)取引所大手バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)創業者は31日、ソラナ(SOL)のアナトリー・ヤコヴェンコ(Toly)共同創設者のSNSフォローを解除した。
OKX創業者による批判記事の拡散
オンチェーンデータ分析を行う@gmgnaiの監視によると、解除は日本時間31日の16時過ぎに行われたことが確認されている。
この動きは、同日午前にヤコヴェンコ氏が行った投稿への反応であるとの見方が広がっている。
ヤコヴェンコ氏は同日午前、大手取引所OKXのスター・シュー創業者がバイナンスを批判した記事をリポストしていた。
シュー氏の主張は、2024年10月に発生した市場急落時のバイナンスの対応や、リスク管理体制に関するものだ。
シュー氏は、バイナンスが合成ドルプロトコル「USDe」を担保として受け入れた際の条件設定を問題視している。
USDTやUSDCといった確立されたステーブルコインと同等の担保掛け目(LTV)を適用したことが、システム上のリスクを高めたと指摘した。
さらに、USDeの預け入れに対して年利(APY)12%という高利回りを提示していた点にも言及している。
シュー氏は、こうした高利回りが内在するリスクを過小評価させ、結果として業界全体に実質的な損害を与えたと主張した。
Recovery is just 18 months after a crash https://t.co/Jbu5VshPAx
— toly 🇺🇸 (@toly) January 31, 2026
エコシステム間の公平性と業界への影響
今回の一連の動きの背景には、バイナンスが自社のBNBチェーンを優遇し、他チェーンを公平に扱っていないとの不満が一部コミュニティで根強く存在している点がある。
ソラナを含む他エコシステムとの競争環境の公平性を求める声は、以前から指摘されてきた。
2024年の市場混乱時には、他の取引所で1ドル水準を維持していたUSDeが、バイナンス上では一時0.65ドルまで下落した経緯がある。
この際、連鎖的な清算が発生し、多くのユーザーに混乱をもたらしたとされている。
シュー氏は、業界最大手としてのバイナンスの影響力の大きさを強調し、短期的な利益よりも長期的な信頼構築を優先すべきだと訴えた。
今回のSNS上でのフォロー解除は、業界トップ同士の緊張関係が可視化された出来事として、市場関係者の注目を集めている。
ポイント
- バイナンスのCZ氏がソラナ共同創設者のSNSフォローを解除した
- ソラナ創設者がOKX創業者によるバイナンス批判記事を拡散したことが要因とされる
- 批判内容は過去の市場急落時におけるバイナンスのリスク管理体制に関するものだ
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