カナリー・キャピタルは8日、米証券取引委員会(SEC)にペペコイン(PEPE)の現物ETFに関する登録届出書S-1を提出した。
ミームコインPEPEを直接保有する
カナリー・キャピタルが提出した登録届出書によると、このETFは暗号資産(仮想通貨)のPEPEを直接保有する仕組みだ。
PEPEは2023年4月にイーサリアム(ETH)のネットワーク上で発行された銘柄だ。取引手数料の支払い目的で、最大5%のイーサリアムを保有することも計画に含まれている。
資産の保管には専門のカストディアン(保管業者)を起用し、基準価格の算出には主要な取引所のデータを活用する。ETFの株式は1万株単位のバスケットで発行される予定となっている。
複雑なデリバティブやレバレッジ取引は行わず、純粋に現物価格への連動を目指す方針だ。
承認された場合、投資家は伝統的な証券口座を通じてペペの価格変動に連動する取引が可能になる。
すでに市場で取引されているビットコイン(BTC)などの現物ETFと同様の構造を採用している。
今回の申請は、ウォール街におけるミームコイン需要を測る新たな試みとして市場の関心を集めている。
ミームコインETFへの関心と今後の課題
仮想通貨市場では現在、ミームコインを対象としたETFへの関心が急速に高まっている。2025年11月に上場したドージコイン(DOGE)のETFに続き、様々な銘柄の申請が相次いでいる状況だ。
カナリー・キャピタルはこれまでにも複数のETF申請を行っており、今回の動きもその一環と言える。
PEPEは実用性よりも、インターネット上の文化やSNSでの人気を背景に成長してきた銘柄だ。そのため、目論見書では価格の激しい変動や規制されていない市場の性質について強い懸念を示している。
投資家に対しては、資金の全額損失につながるリスクがあることを明確に警告している。
カナリー・キャピタルは2026年1月にデラウェア州で信託の登録を行っており、これはSECへの申請に向けた標準的な事前準備だった。
SECによる審査は最大で240日かかる可能性があり、現時点で承認の可否は不透明だ。市場操作のリスクや資産の保管方法など、規制当局の厳しい審査を乗り越えられるかが今後の焦点となる。
ポイント
- カナリー・キャピタルが米SECにペペ(PEPE)の現物ETFの登録届出書を提出した。
- 提案されたETFは現物のペペを直接保有し、伝統的な証券口座を通じた取引を目指す。
- ミームコインETFへの関心が高まる一方、価格変動や市場操作などのリスクも指摘される。
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