米資産運用会社のビットワイズは26日、ドージコイン(DOGE)の現物ETFの取引をニューヨーク証券取引所(NYSE)で開始した。
手数料競争で優位に立つビットワイズ
新たに上場するBitwise Dogecoin ETF(ティッカー:BWOW)は、管理手数料を0.34%という低水準に設定している。
さらに、運用資産が5億ドルに達するまでの最初の1カ月間は、手数料を無料にするキャンペーンも実施するという。
資産の管理(カストディ)はコインベース・カストディ・トラスト(Coinbase Custody Trust)が担当し、投資家の資産に対する安全性とコンプライアンスを確保する体制を整えている。
今回の動きは、競合であるグレイスケールがドージコインETF GDOGを立ち上げたわずか2日後に行われた。
グレイスケールの初日の取引高は約140万ドルにとどまり、当初予測されていた1200万ドルを大きく下回る静かなスタートとなった。
業界のアナリストは、グレイスケールの手数料が2.5%と高額であることが、取引高の伸び悩みに影響したと分析している。
ビットワイズが提示した0.34%という手数料は、この競争環境を大きく変える可能性があり、投資家にとって魅力的な選択肢となるとみられている。
ミームコインへの機関投資家の関心
ドージコインは時価総額約220億ドルを誇る最大のミームコインであり、中央集権取引所での1日あたりの取引高は10億ドルに上る。
今回のETF承認は、これまで個人投資家が中心だったミームコイン市場に、機関投資家が参入するための重要な足がかりとなる。
機関投資家は、セキュリティと規制順守が確保されたETFという形態を通じて、ミームコインのエキサイティングなボラティリティと高い流動性へのエクスポージャーを得ることが可能になる。
これは市場の成熟を示す象徴的な出来事であり、ミームコインが単なるジョークの資産クラスから、より認知された投資対象へと変化していることを示唆している。
規制当局がこの動きを容認したことは、今後の暗号資産(仮想通貨)市場全体の発展においても重要な前例となる。
市場はこの動きを好感しており、発表を受けてドージコイン価格は1.22%上昇した。また、21シェアーズも同様の商品の申請を進めており、ミームコインの金融商品化が加速している。
こうした動きは、他のアルトコインにも波及していく可能性がある。
ポイント
- ビットワイズがドージコインETFを26日に開始、手数料は0.34%と低水準。
- 先行したグレースケールのETFは高手数料が響き、初動の取引高が低迷した。
- ミームコインのETF化が進み、機関投資家の市場参入が加速している。
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