アバランチ財団は11日、10億ドルを調達して米国に2つのデジタル資産財務会社を設立する協議を進めている。
フィナンシャル・タイムズによると、この資金は主にアバランチのネイティブトークンであるAVAXの大量購入に充てられ、財団から割引価格で取得する仕組みとなっている。
この大規模な資金調達計画により、市場では供給量の減少とトークン価格の上昇への期待が高まっている。
発表を受けてアバランチ(AVAX)は24時間で10%以上上昇し、29ドルに達した。
現在の時価総額は約122億ドルで、暗号資産(仮想通貨)市場で16位の規模を誇っている。
ハイブマインドとドラゴンフライが主導する2つの案件
資金調達は2つの案件に分かれている。
第1の案件はハイブマインド・キャピタルが主導し、最大5億ドルをナスダック上場企業への投資を通じて調達する。
第2の案件は、ドラゴンフライ・キャピタルが支援する特別目的買収会社(SPAC)を通じて、さらに5億ドルを調達する計画だ。
両案件とも、新会社がアバランチ財団から割引価格でAVAXを直接取得する構造となっており、機関投資家の参加を促しつつ市場流通量を管理する狙いがある。
この戦略は、ストラテジーのビットコイン(BTC)蓄積モデルに触発された暗号資産財務会社の潮流に沿ったものだ。
今年だけで160億ドル以上がこうした企業によって調達されており、アバランチの取り組みも同様の成功を目指している。
機関投資家の関心とエコシステム発展への期待
アバランチネットワークは、ブラックロック、アポロ、ウェリントン・アセット・マネジメントなどの大手金融機関がファンドのトークン化テストに活用しており、従来金融との統合が進んでいる。
しかし、最近の仮想通貨市場の上昇局面では、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)と比較してAVAXのパフォーマンスは劣っていた。
今回の10億ドル調達が成功すれば、アバランチエコシステムのさらなる発展と機関投資家からの信頼獲得が期待される。
現在のAVAX総供給量は約720万トークンで、そのうち約422万トークンが流通している中、34万7000トークン相当の大量購入は市場に大きなインパクトを与える可能性がある。
財団は調達資金をネットワーク開発、バリデーターやデベロッパーへのインセンティブ、市場運営に活用する予定で、アバランチの競争力強化を図る構えだ。
ポイント
- アバランチ財団は10億ドルを調達し、米国に2つのデジタル資産財務会社を設立する協議を進めている。
- 新会社は割引価格でAVAXトークンを購入し、機関投資家への普及と流動性向上を目指す。
- この報道を受けAVAX価格は10%以上上昇し、機関投資家の強い関心を示した。
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