ステーブルコイン発行大手テザーは3日、世界初となる金裏付けのVisaカードをローンチした。
日常の買い物で金トークンが還元される仕組み
この新しいカードは、Visaのグローバル決済ネットワーク上で動作する。ユーザーは世界中のビザ加盟店において、日常の支払いに法定通貨を使用できる。
対象となる取引では、最大6%のテザーゴールド(XAUT)がキャッシュバックとして付与される。
XAUTは、ロンドンの金地金1トロイオンスに相当するトークンだ。テザーは現在、約24トンの金に裏付けられた数十億ドル規模のXAUTを発行している。
カードはFasset(ファセット)のウォレットインフラと直接統合されており、報酬はリアルタイムでユーザーの口座に反映される。
このカードは、決済機能に加えて自動の端数積み立て機能を備えている。買い物で生じたおつりの端数を自動的にXAUTへ変換し、ユーザーが日常的にトークン化された金を蓄積できる仕組みだ。
利用額に応じた階層型の報酬構造を採用しており、利用頻度が高いほど還元率が最大6%まで上がる。
仮想通貨の実用化と新興市場での展開
今回のローンチは、ステーブルコインやトークン化された金を実用的な決済ツールへと拡張するテザーの戦略に基づいている。
アジアやアフリカなど、ファセットが事業を展開する新興市場では、資産の裏付けを持つインフレヘッジ商品の需要が高まっている。
伝統的な現金還元ではなく、金に連動した報酬カードを提供するのはこのためだ。
決済時の利便性も大きな特徴となっている。ユーザーがカードを利用すると、裏側でXAUTがUSDTに変換され、さらに現地の法定通貨へと自動的に両替される。
そのため、加盟店は通常の法定通貨を受け取ることができ、ユーザーは従来のビザカードと全く同じ感覚で利用できる。
テザーはカードの普及を促進するため、最大100万ドル相当のXAUTを報酬プログラムの資金として拠出する。初期段階では、ファセットがすでにサービスを提供している市場を対象に展開される。
本格的な導入は、各国の規制当局やパートナー企業の承認を得た後に順次進められる予定だ。
ポイント
- テザーとファセットが世界初の金裏付けVisaカードを発表した。
- 日常の買い物で最大6%のTether Gold(XAUT)が還元される。
- 決済時に仮想通貨が法定通貨へ自動変換され、加盟店で利用できる。
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト

