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アンカーポイント・ファイナンシャルは21日、香港初の公式承認を受けた香港ドルステーブルコイン「HKDAP」のイーサリアム(ETH)メインネットでのテストを完了した。
厳格な規制下での実証テスト成功
アンカーポイントは、スタンダードチャータード銀行(香港)や通信大手のHKT、Web3企業のアニモカブランズの支援を受ける合弁会社だ。
同社は2026年4月、香港金融管理局(HKMA)からステーブルコイン発行者のライセンスを取得している。
香港では2025年8月にステーブルコイン条例が施行されており、法定通貨に連動する暗号資産(仮想通貨)の規制が明確化されている。
今回のテストは、仮想通貨関連企業OSLグループおよびPantherTradeと共同で実施された。テスト環境ではなく、実際のイーサリアムメインネット上で行われている。
テストでは、HKDAPの発行、オンチェーンでの送金、そして法定通貨への償還までの一連のプロセスが確認された。
テストで使用されたHKDAPは、完了後にすべて償還されている。実際の運用環境での技術的な準備が整っていることが証明された形だ。
HKMAの要件に従い、HKDAPは流通するトークンと同等以上の高品質な準備資産によって1対1で裏付けられている。準備資産は独立した監査の対象となり、厳格な管理体制が敷かれている。
機関投資家向けに段階的な発行へ
HKDAPは、香港およびアジアのデジタル市場における新たな決済基盤としての役割が期待されている。現実資産のトークン化に伴う決済や、国境を越えた資金移動、デジタル資産取引などでの利用が想定されている。
アルゴリズム型のステーブルコインは香港の規制から除外されており、銀行と連携した資産裏付け型のモデルが推奨されている。
アンカーポイントは、2026年第2四半期末までにHKDAPの段階的な公式発行を開始する予定だ。初期段階では、機関投資家や企業間取引の用途に焦点を当てる。
認可された販売パートナーを通じて、厳格な本人確認やマネーロンダリング対策を実施した上で提供される。将来的には、規制環境の整備や市場の成熟度に応じて、一般の個人ユーザーへの提供も視野に入れている。
ポイント
- 香港初の公式承認を受けた香港ドルステーブルコイン「HKDAP」がイーサリアムでのテストを完了した。
- 発行元のAnchorpointは、スタンダードチャータード銀行などの支援を受ける合弁会社である。
- HKDAPは2026年第2四半期末までに、機関投資家向けに段階的な発行を開始する予定だ。
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