仮想通貨予測市場プラットフォームのPolymarket(ポリマーケット)は19日、Nasdaq Private Market(ナスダック・プライベート・マーケット)と提携して非公開企業向けの予測市場を立ち上げた。
非公開企業の動向を予測する新市場
ポリマーケットは、暗号資産(仮想通貨)を用いた世界最大の分散型予測市場プラットフォームとして知られている。
同社は、非公開企業の業績や事業進捗に連動する初の予測市場を開始した。この取り組みは、非公開企業の株式流動性や価格データを提供するナスダック・プライベート・マーケットとの合意に基づいて実現した。
新しい市場において、ユーザーは非公開企業に関連する特定のイベントの結果について取引を行う。
ナスダック・プライベート・マーケットは、市場の勝敗を判定するための公式データを提供する重要な役割を担い、企業の評価額、取引実績、企業行動などのデータが活用される。
今回の提携は、仮想通貨を活用した情報市場と、これまで不透明だった未公開企業を結ぶ新しい試みとして注目を集めている。
予測市場が構造化された非公開企業のデータに基づいて作られるのは、今回が初めてのケースとなる。
OpenAIなどの注目企業が対象に
新市場設立の背景には、OpenAI(オープンAI)やAnthropic(アンソロピック)といった大規模なテクノロジー企業に対する投資家の関心の高まりがある。
両社は人工知能(AI)の開発で世間の大きな注目を集めているものの、従来の株式市場を通じて一般人がアクセスすることは非常に難しい。
ポリマーケットの新しいサービスでは、評価額の基準到達、新規株式公開(IPO)の時期、流通市場での株式売却などのイベントが発生するかどうかを取引できる。
参加者は株式の所有権や議決権を得るわけではなく、企業の将来動向に関する情報に投資する仕組みだ。
取引の仕組みは既存のイベント市場と同じで、ユーザーは「企業が特定の期日までに一定の評価額に達するかどうか」について、「はい」または「いいえ」のトークンを売買する。
価格は参加者の予測確率を反映して変動し、決済にはステーブルコインなどの仮想通貨が使用される。将来的にはビットコインを用いた決済が導入される可能性も議論されている。
ナスダック・プライベート・マーケットは、独占的なデータ提供者として参加するとともに、一部の評価額データを初めて無料で一般公開する方針を示した。
これにより、これまで機関投資家や内部関係者に偏りがちだった情報格差の縮小が期待されている。
ポイント
- PolymarketはNasdaq Private Marketと提携し、非公開企業向けの予測市場を立ち上げた。
- OpenAIやAnthropicなどの未公開テクノロジー企業の評価額やIPO時期が予測対象となる。
- 株式の売買ではなく、企業の将来の動向に関する情報の真偽を仮想通貨で取引する仕組みだ。
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