アサヒ衛陶ホールディングスは20日、ソラナ(SOL)とイーサリアム(ETH)の取得を開始した。今回、同社にとって初の暗号資産(仮想通貨)保有となる。
仮想通貨運用で収益源の多様化へ
今回の仮想通貨取得は、2025年11月に新設したトレジャリー事業部を通じて運用を行う。新株予約権の第三者割当で調達した約27億円のうち、26億8,200万円を運用資金や戦略的な資金に充てる計画だ。
取得する仮想通貨の配分は、イーサリアムが50%、ソラナが50%となっている。
2025年12月から2031年にかけて、市場動向やリスク管理体制を慎重に考慮しながら、段階的に取得規模を拡大していく方針だ。
同社は複数期にわたって営業赤字を計上しており、本業の住宅設備機器製造だけでは十分な収益を確保することが難しくなっていた。
財務基盤の悪化や資本効率の低下を受け、仮想通貨の運用を通じて収益源を多様化し、手元資金の安定化を図る狙いがある。金融資産のポートフォリオを分散させることで、経営の立て直しを図る。
ステーキングや流動性提供も活用
取得した仮想通貨は単に保有するだけでなく、複数の手法で運用される。
イーサリアムは主にステーキングや、分散型取引所(DEX)のユニスワップでの流動性提供に活用される予定だ。
ソラナの一部は、知的財産関連の資産に焦点を当てたトークンであるスマートポケット(SP)に変換される。
残りのソラナは、ジュピターなどのDEXで流動性提供に充てられる。
運用にあたっては、国内取引所のビットポイントジャパンが取得や保管などを全面的に支援する。
米ストラテジーや国内のメタプラネットのように、企業が仮想通貨を保有する動きは世界的に広がっている。同社もこうした新たな資産管理モデルを取り入れた形だ。
同社は今回の取り組みが当期の業績に与える影響は軽微だと説明している。中長期的には、運用収益や資産価値の上昇を通じて企業価値の向上に貢献することを見込んでいる。
2月26日の仮想通貨ニュース
マスターカード、仮想通貨部門のディレクターを募集
マスターカードが仮想通貨決済部門のディレクター募集を開始した。ステーブルコインやDeFiを活用した決済サービスの拡大を目指す。Web3取引に適したルール作りやリスク管理の近代化も担う。
米FGネクサスがイーサリアムを大量売却
米FGネクサスが7,550ETHを売却し、これまでの買い集め戦略を転換した。イーサリアムの価格下落により、同社の実現損失は約8700万ドルに上る。単一の仮想通貨に資産を集中させるリスクが浮き彫りになった。
プログマが基盤をアバランチへ移行
プログマはデジタル証券基盤をアバランチへ移行し、2026年6月末までに完了予定。国内のデジタル証券市場は急成長しており、グローバル競争に対応するため互換性を強化。クロスチェーン技術を活用し、異なるブロックチェーン間での低コストな同時決済を実現。
金融庁、仮想通貨の分離課税制度を解説
金融庁が広報誌で仮想通貨の分離課税制度について解説した。国内取引所での取引を対象に、税率が一律20.315%に引き下げられる。損失の3年間繰越控除や、現物とデリバティブ間の損益通算が可能になる。
高市首相にちなむ仮想通貨SANAETを発行
NoBorder DAOがSolanaブロックチェーン上でSanae Token(SANAET)を発行した。アプリを通じた世論調査の参加者に、貢献度に応じてトークンが付与される仕組みだ。投機目的ではないとされるが価格は急騰しており、法的な懸念も指摘されている。
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト

