投資調査会社バーンスタインのアナリストは17日、ビットコイン(BTC)の長期的な強気見通しを改めて示した。
アナリストチームは、現在の下落局面を「ビットコイン史上、最も弱い弱気相場だ」と指摘している。最近の価格低迷はシステムの欠陥ではなく、投資家の心理的な自信喪失によるものだと分析した。同社は、2026年末までの目標価格を15万ドル(約2340万円)に据え置いている。
新しい仮想通貨市場環境と機関投資家の動向
過去の弱気相場でみられたような、大規模な破綻や隠れたレバレッジの崩壊といった要因は今回発生していない。むしろ、ビットコインを支持する米大統領の存在や現物ETF(上場投資信託)の普及など、機関投資家との連携が強まっている点を強調した。
アナリストは、現在の市場サイクルが過去とは本質的に異なると主張している。メディアがビットコインの終わりを報じる一方で、実際にはシステム上の致命的な問題は何も起きていないとの見解を示した。新しい仮想通貨が次々と誕生する市場でも、ビットコインが主役の座にとどまりつづけることを示唆している。
AI経済と新しい仮想通貨技術への適応
金(ゴールド)と比較してパフォーマンスが劣るという懸念に対し、ビットコインは依然として流動性に敏感なリスク資産であると説明した。金融引き締め局面では貴金属や人工知能(AI)関連株に資金が集中したが、流動性が改善すればETFなどを通じて資金が流入する構造は維持されている。
AI主導の経済においてビットコインの重要性が薄れるという指摘にも反論した。自律的なAIエージェント仮想通貨が活動するデジタル環境では、ブロックチェーンのような機械が読み取り可能な金融インフラが適しているとしている。
量子コンピュータによる暗号解読のリスクについては、すべてのデジタル金融システムに共通する課題であると指摘した。ビットコインは透明性の高いコードベースを持ち、ストラテジーのような大手保有企業の関与もあるため、技術的な適応が可能であると結論付けた。
ビットコイン経済圏を拡張する新たな動き
ビットコインがAI経済や機関投資家のインフラとして定着しつつある中、その機能をさらに拡張するレイヤー2技術への注目も急速に高まっている。
特に、ソラナ(SOL)の仮想マシン(SVM)技術を統合し、ビットコインエコシステムに高速取引とDeFi(分散型金融)機能をもたらす「Bitcoin Hyper(HYPER)」が投資家の関心を集めている。
Bitcoin Hyperは、ビットコインの堅牢なセキュリティとソラナの処理能力を融合させることを目指しており、理論上5万TPSを超える取引速度を実現するとされている。
このプロジェクトは、ビットコイン保有者が資産をブリッジすることで、ステーキング報酬を得たり、オンチェーンアプリケーションを利用したりすることを可能にする。
市場の期待は数字にも表れており、プレセール段階ですでに2400万ドル以上の資金調達に成功している。また、2026年に向けてバイナンスなどの主要取引所への上場も有力視されており、技術的なロードマップへの評価が高まっている。既存のビットコインの枠組みを超え、実用性と収益性を兼ね備えた次世代のインフラとして、Bitcoin Hyperは今後のアルトコインおすすめ銘柄となる可能性がある。
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