ビットコイン(BTC)は一時106200ドルまで急落し、数時間で約5%下落した。
しかし直後にほぼ4%反発し、108700ドル(約1680万円)を回復した。この急激な値動きは市場参加者の注目を集めている。
意図的な仕掛けか|強気のダイバージェンス形成
今回の下落と急反発は、偶発的な変動ではなく、センチメントをリセットするための意図的なふるい落としだった可能性がある。
チャート分析によると、この揺さぶりがより大きな目的に資した示唆が見られる。
急落後、買いと売りの強さを測るRSIは、10月22日から30日にかけて価格が下値を更新する中でも下げ渋った。
これにより強気のダイバージェンスが生まれ、売り手の勢いが弱まり、買い手が地歩を固めつつある合図となっている。
このRSI形成は、ほぼ完成した逆三尊パターンとも一致している。
直近の下落で、この転換型パターンの右肩が整った形だ。
ビットコインに必要なのは116400ドル付近のネックライン上抜けのみとなっている。
NUPL低下が示す弱気勢の退場
この見方を裏付けるのが、損益未実現比率(NUPL)だ。
投資家の含み益・含み損の比率を示す指標で、現在は0.483まで低下し、過去6か月で低水準の一つとなっている。
こうした水準は、弱い参加者が退出し、強い手が持ちこたえる局面で現れやすい。
NUPLの低下は、売却や利確の動機が乏しいことも意味する。
NUPLがこの水準に触れた直近の10月17日には、ビットコインは7.6%反発し、106498ドルから114583ドルへ上昇した。
今回の下落は短期の投機筋をふるい落とし、次の短期上昇の土台を作った可能性がある。
111000ドルの供給ゾーンが重要な関門に
この展開が転換点を示すなら、次の重要な試金石は111000ドルから111400ドル付近だ。
多くのコインの取得価格帯を示す取得原価ヒートマップによると、このレンジは供給の最密集帯で、およそ172700BTCが蓄積している。
現在のビットコイン価格で、ここには約188億2000万ドル相当が滞留している。
ここが回復が本物かを測る最初の関門だ。価格がこの帯を上抜ければ、買い手の力強さ回復のシグナルとなる。
116400ドルを上回って引ければ、転換パターンが完成し、約12.2%上の130800ドルを目標とする強気のブレイクアウトが確定する。これはビットコインの新高値となる。
次の中間的なチェックポイントは125900ドル付近、以前の過去最高値近辺となり、短期の利確が出る可能性がある。
ただし、ビットコインが今後下落して106200ドルを割り込めば、この強気セットアップは無効となり、価格は103500ドルへ向かう公算が大きい。
その場合、上値再挑戦の前に、市場の安定化にはもう少し時間が必要となる。
新興プロジェクトへの注目も高まる
ビットコインの価格変動が注目される中、投資家の一部は成長可能性を持つ新興銘柄にも関心を寄せている。
その一つがBitcoin Hyper(HYPER)だ。流通供給量は10億トークンで、時価総額は約2万8500ドル規模となっている。
ホワイトペーパーによると、HYPERはソラナネットワーク上に構築されたトークンで、ビットコインのスケーラビリティ課題に取り組むことを目指すとされている。
初期段階のプロジェクトとして、今後の技術開発や市場認知の拡大が成長の鍵となる可能性がある。
ビットコインが新たな上昇局面を迎える中、こうした新興銘柄の動向も投資家の判断材料の一つとなっている。
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