イーサリアム(ETH)に特化したインフラ企業であるThe Ether Machineは7月31日、子会社のThe Ether Reserve LLCが約1万5000 ETHを追加購入した。
今回の購入は、長期的な財務戦略の一環として行われた。取得単価は1ETHあたり3809.97ドルで、総額は約5690万ドルに上る。
この取引は、以前の私募で調達した現金9700万ドルを原資としている。
イーサリアム10周年に合わせた戦略的購入
今回の購入は、イーサリアムの誕生10周年という記念すべきタイミングで実行された。
これは、分散型インターネットの基盤資産としてのイーサリアムの長期的価値に対する機関投資家としての信頼の表れだ。
The Ether Machineのアンドリュー・キーズ会長兼共同創設者は、ETHを蓄積し、複利で増やし、サポートすることが我々の使命だと述べた。
同社は、単なる金融的な利益を超え、ステーキングなどを通じてイーサリアムネットワークのセキュリティとDeFiの成長に貢献することを目指している。
さらにキーズ氏は個人的に、イーサリアムのコア開発者を支援する資金調達イニシアチブ、プロトコルギルドに対し、10万ドルを寄付した。
これは、プロトコルの維持における開発者の重要な役割を認めるものだ。
企業保有高で世界3位に浮上
この追加購入により、The Ether Machineが購入およびコミットしたイーサリアムの総量は33万4757 ETHに達した。
この保有量は、イーサリアム財団が報告している23万4000 ETHを上回り、同社を世界で3番目に大きなイーサリアムの企業保有者へと押し上げた。
同社は、今後も残りの4億700万ドルの資金を活用し、段階的な追加購入を計画している。これは、市場の状況に合わせた慎重な財務構築アプローチを反映している。
また、同社はナスダック上場のDynamix Corpとの事業統合を経て、ティッカーシンボルETHMでの株式公開を目指している。
将来的には、規制当局の承認を前提として、機関投資家向けに15億ドル規模のイーサリアム利回りファンドをナスダックで立ち上げる計画も明らかにしている。
この一連の動きは、The Ether Machineが主要な機関投資家として、暗号資産(仮想通貨)市場での存在感を確固たるものにすることを示している。
ポイント
- The Ether Machineが約85億円相当のイーサリアムを追加購入し、長期的な財務戦略を推進。
- 総保有量は約33万ETHを超え、イーサリアム財団を上回り企業として世界3位の規模に。
- イーサリアム10周年に合わせた購入で、エコシステムへの長期的な貢献姿勢を強調。
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