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米証券取引委員会(SEC)は12日、資産運用大手ティー・ロウ・プライスが申請した複数銘柄対象の暗号資産(仮想通貨)ETFを承認した。
幅広い仮想通貨が対象
ティー・ロウ・プライスは、運用資産残高が約1兆7000億ドルから1兆8000億ドルに上る大手企業だ。
同社が提供する「ティー・ロウ・プライス・アクティブ・クリプトETF」は、ニューヨーク証券取引所のArca市場に上場する予定となっている。
このETFは、特定の指数に連動するのではなく、ファンドマネージャーが独自に銘柄を選定するアクティブ運用を採用している。
通常時は、5種類から15種類の仮想通貨を組み入れて運用される見通しだ。同社は機関投資家向けに、秘密鍵の管理といった複雑な作業を伴わずに仮想通貨市場へアクセスできる手段を提供する。
組み入れ候補には、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が含まれる。
さらにソラナ(SOL)やリップル(XRP)、ドージコイン(DOGE)などのアルトコインも対象だ。
幅広い銘柄を対象とすることで、市場の動向に合わせた柔軟な運用が期待されている。
規制環境の変化と今後の展望
今回のSEC承認は、米国における仮想通貨関連商品の規制環境が成熟しつつある状況を反映している。
当局はこれまでビットコインやイーサリアムの現物ETFを承認しており、これが複数の銘柄を直接保有する商品の先例となった。
市場の監視体制や価格操作のリスクについても、既存の規制枠組みの中で十分な安全策が講じられていると判断された。
ファンドは連邦証券法で有価証券とみなされる資産を組み入れない方針を明記している。また、レバレッジやデリバティブ取引を利用せず、現物の仮想通貨のみを保有するシンプルな構造を採用した。
設定や解約は現金で行われ、指定参加者が直接仮想通貨を取り扱わない仕組みとなっている。
実際の取引開始には、登録届出書の効力発生など運用会社側の手続き完了を待つ必要がある。
ポイント
- 米SECがティー・ロウ・プライスの複数銘柄を対象とした仮想通貨ETFの規則変更を承認した。
- ビットコインやソラナなど5〜15種類の銘柄を組み入れるアクティブ運用型のETFとなる。
- 伝統的な金融大手による参入であり、機関投資家の多様な銘柄への資金流入が期待される。
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