オンチェーン分析企業CryptoQuantは19日、ビットコイン(BTC)の需要減退を背景に、暗号資産市場がすでに弱気局面へ移行したとの分析を示した。
同社の最新レポートでは、ビットコインの需要成長が明確に鈍化している点を指摘。これを現在の市場サイクルが転換点を迎えたシグナルと位置付けている。
ビットコイン需要鈍化が示す転換点
CryptoQuantの分析では、2023年以降に続いた需要拡大局面はすでに一巡しており、足元で確認されるビットコイン需要の鈍化を市場サイクル転換の兆候と位置付けている。
米国での現物ETF承認や大統領選を背景に需要は押し上げられたが、10月以降は需要成長が長期トレンドを下回る状態が続いている。これは、これまで価格を下支えしてきた主要な需要要因が弱まりつつあることを示す動きだ。
同社はこの環境下で、ビットコイン価格がまず7万ドル付近まで調整すると分析している。さらに勢いを取り戻せない場合、次の下値水準として5万6000ドルを想定する。
5万6000ドルは、過去の弱気局面における実現価格に近く、直近高値から約55%の下落に相当する。ただし、過去の弱気相場と比較すると下落幅は相対的に小さい。
CryptoQuantのリサーチ責任者フリオ・モレノ氏は、7万ドル水準への調整は今後3〜6カ月の時間軸で進行すると説明した。5万6000ドルに到達するケースについては、より長期的な展開となり、2026年後半を想定している。
ビットコインは本格調整局面へ突入か
モレノ氏は、弱気相場は11月中旬から実質的に始まったと分析している。背景には、10月10日に発生した仮想通貨市場史上最大規模の清算イベントがある。
その後も需要の低下は続いており、米国のビットコイン現物ETFは2025年第4四半期に売り越しへ転じた。ETF全体の保有量は約2万4000BTC減少している。
さらに、ETFや企業など大口保有者のアドレス数も、従来の成長トレンドを下回る水準にとどまっている。
デリバティブ市場では、投資家のリスク選好低下が鮮明だ。無期限先物の資金調達率は2023年12月以来の低水準まで下落している。
資金調達率の低下は、ロングポジションを維持する意欲の後退を示す指標であり、強気相場では見られにくく、弱気局面で一貫して確認されてきた動きだ。
また、ビットコイン価格は長期的な相場の分岐点とされる365日移動平均線を下回っている。
同社は、相場サイクルを左右する要因は半減期ではなく、需要サイクルそのものにあると強調している。
ビットコイン先行きに賛否、主要金融機関が示す異なるシナリオ
CryptoQuantが弱気見通しを示す一方で、他の金融機関や運用会社からは依然として強気な見方も出ている。
シティグループは、今後12か月の基本シナリオとしてビットコイン価格を14万3000ドルと設定した。
強気シナリオでは18万9000ドルまで上昇する余地がある一方、弱気局面では7万ドルを下値の目安とし、7万8500ドル付近までの調整を想定している。
スタンダードチャータードは姿勢をやや慎重に転じ、2026年の目標価格を15万ドルへ引き下げた。あわせて他の期間に関する予測も下方修正している。
これに対し、JPモルガンは強気見通しを維持している。金とのボラティリティ調整後の比較を根拠に、今後6〜12か月で約17万ドル水準に達すると分析した。
資産運用会社ビットワイズも、2026年にビットコインが再び過去最高値を更新する可能性が高いとの見解を示しており、市場の評価はなお割れている。
ビットコイン関連の仮想通貨おすすめ銘柄に46億円流入
市場の方向感が定まらない中、投資家の関心はビットコインの短期的な値動きだけでなく、エコシステムを拡張する新規プロジェクトへと広がっている。
こうした局面では、将来の成長余地を重視した仮想通貨おすすめ銘柄を探る動きが目立つ。
その代表例として注目されているのが、ビットコイン専用のレイヤー2ソリューションとして開発が進むBitcoin Hyper(HYPER)だ。
同プロジェクトは、ソラナの仮想マシン(SVM)を活用し、ビットコインの高いセキュリティを維持したまま高速処理とスマートコントラクト機能を実装。これにより、ビットコイン上でのDeFi展開が可能になる見通しだ。
現在実施中のプレセールでは、累計調達額が2960万ドルを超え、市場からの関心の高さが数字にも表れている。
ビットコイン相場が調整局面にある一方で、基盤技術の進化を支えるインフラ系プロジェクトへの需要は底堅い。Bitcoin Hyperは、次の市場局面を見据えた有力な仮想通貨おすすめ候補として評価を集めている。
Bitcoin Hyperを見てみるポイント
- CryptoQuantはビットコイン需要の鈍化を理由に、すでに弱気相場に入ったと分析している。
- ビットコイン価格は今後、7万ドルや5万6000ドルまで下落するリスクがある。
- ビットコイン関連の仮想通貨おすすめ銘柄が46億円超のプレセール資金を調達した。
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