OKXとは？評判・始め方・使い方・注意点を詳しく解説

OKXは、ユーザーが多様な取引ツールを用いて仮想通貨の売買、取引を行うことができる仮想通貨取引所兼証券会社です。この取引プラットフォームは、証拠金取引などの高度な取引オプションなど、経験豊富な仮想通貨トレーダー向けの機能を提供しています。

しかし、海外の仮想通貨取引所なので、OKXの始め方の前に評判が気になるかと思います。そこで本記事では、OKXのサービス内容や評判などについて詳しく解説していきます。

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OKXとは？

OKXは、2017年に設立されたおすすめ仮想通貨取引所（旧名：OKEx）で、現在はセーシェル共和国に本社を置き、世界中に拠点を展開しています。設立当初は北京にありましたが、中国の規制強化に伴い移転しました。

取引量ランキングではMEXCなどと並んで常に上位に位置し、100カ国以上に5000万人以上のユーザーを抱えています。この取引所は、ほとんどの取引ペアで豊富な流動性を誇り、1日あたり10億ドル以上の取引量を処理しています。

さらに、OKXはNFTマーケットプレイス、仮想通貨ステーキング、DeFi関連サービス、仮想通貨マイニングプール、仮想通貨を担保としたローンなど、幅広いサービスを提供しています。これにより、初心者から経験豊富なトレーダーまで、あらゆるユーザーのニーズに応えています。

日本居住者はOKXの利用不可

OKXは世界的に有名な仮想通貨取引所で、これまで日本居住者も利用できましたが、2023年6月26日以降は利用できなくなりました。

【速報】OKX、日本での利用が不可に

> ご利用制限地域
OKX Exchange製品は、現地の法律や規制により、日本ではご利用いただけません。サインアップ/ログイン、およびOKXウォレットへのアクセスは可能です。 pic.twitter.com/nIfQacguU5

— SOU⚡️仮想通貨 / ビットコイン (@SOU_BTC) June 26, 2023

一方、OKグループの仮想通貨取引所であるOKJは、日本居住者でも利用可能です。OKJは日本の金融庁に登録された日本法人の取引所で、日本国内（日本人）のユーザー向けに特化しています。2017年にOKCoin Japanが設立され、2024年8月にOKJにリブランディングされました。

OKXの仮想通貨取引の種類

OKXでは、クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Pay、銀行振込を使って簡単に仮想通貨を購入できます。また、MoonPay、Banxa、Simplexなどの外部決済サービスも利用可能です。90種類以上の法定通貨で、90種類以上の仮想通貨を購入できます。もちろん、ビットコインも購入可能。爆上げとなった仮想通貨をOKXで売却し、法定通貨を受け取ることもでき、売買ともに多くの通貨がサポートされています。

そして、トレーダーは現物市場から先物、無期限スワップ、オプションといった様々な高度な機能まで、幅広い取引オプションから選択することが可能です。高度な取引モードを利用する場合は、最大100倍のレバレッジを効かせた取引が可能ですが、これは経験豊富なトレーダーにのみ推奨される取引方法なのでご注意ください。

現物取引

OKXは、仮想通貨間の現物取引を提供しています。300種類以上の仮想通貨を630以上の取引ペアで取引可能です。取引ペアには、BTC、ETH、OKX独自のトークンOKB、米ドル連動型のステーブルコインUSDTやUSDCなどが含まれています。

これらはOKXがサポートする300以上のコインやトークンと交換する基軸通貨です。現物取引は非常に使いやすいインターフェースを備えており、使い方に不安がある初心者の方に最適です。

信用取引

OKXは現物市場での信用取引を提供しています。レバレッジを利用することで、取引時のリターンを増幅できます。

信用取引では、借りた資金を元手に取引を行い、実質的な資金量を増やします。たとえば、100ドルを入金し2倍のレバレッジを使用すると、価格が予想通りに動けば利益は2倍になりますが、逆に価格が下落すると損失も2倍になります。

経験豊富なトレーダーはレバレッジを利用して大きな利益を得る可能性が高いですが、信用取引には大きなリスクが伴い、市場が予想と反対に動けば投資資金をすべて失う可能性もあります。

OKXでは現物市場で最大10倍のレバレッジを提供していますが、レバレッジの利用はハイリスク・ハイリターンですので、十分にご注意ください。

先物取引

OKXは、経験豊富なトレーダー向けに、テザー（USDT）、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコインなどの主要なデジタル資産を担保とした多様な先物契約を提供しています。先物取引とは、将来の特定の日に現在の価格で商品や資産を売買することを約束する取引です。

また、OKXでは無期限スワップ契約も提供しており、これは従来の先物取引に似ていますが、満期日や決済日がありません。先物取引では、最大100倍のレバレッジを利用できます。

オプション取引

オプション取引は複雑な取引方法の一つで、適切に使用するには深い理解と数学的知識が必要です。オプションとは、将来の特定の日時に特定の価格で原資産を売買する権利（義務ではない）を所有者に与える契約です。

オプション取引は価格だけでなく、ボラティリティなどの他の要因に基づいて、洗練された取引戦略を構築するために利用できます。理論的には無制限の利益を得られる一方で、限定的なリスクで運用できますが、複雑な方法なので上級者に推奨されます。

取引ボット（自動取引）

OKXには、自動で取引を行うためのさまざまな取引ボット戦略があります。これには、選択した価格で安く買い、利益水準で自動的に売る基本的な現物グリッド取引が含まれます。

このツールは、取引アルゴリズムを検証したいが、ボットを構築するコーディングスキルがないトレーダーに最適です。

取引ボットは、基本的な移動平均線のクロスオーバーから、より洗練された戦略まで利用可能です。アービトラージ注文などの複雑なボット戦略もありますが、これらは上級トレーダー向けです。

さらに、OKXは自動取引を希望するトレーダー向けに、WebSocketとAPI接続を提供しています。これにより、OKXは自動取引戦略に関心のある方にとって、優れた取引所の一つとなります。

デモ取引（トレード）

OKXでは、ユーザーが架空の資金を使って取引や戦略をテストできるデモ取引機能があります。これは仮想通貨取引所では珍しい機能です。

デモ取引は、実際の取引をシミュレーションしたもので、ユーザーはお金をリスクにさらすことなく金融資産の取引を練習できます。トレーダーは、ブローカープラットフォームから提供される仮想資金を使って様々な戦略を試し、経験を積むことができます。

デモ取引の主なメリットは以下の5つです。

• リスクなしで取引できる: デモ取引の最大の利点は、実際のお金をリスクにさらさずに取引戦略を試し、失敗から学べることです。これは初心者が実際の資金で取引を始める前に、購入方法など基礎を学ぶ理想的な環境です。
• 実際の市場をシミュレーション: 練習用の取引環境は現実の市場環境を模倣しており、仮想通貨市場の価格変動を体験できます。
• 取引戦略を試せる: デモ取引では、資金を失うリスクなしにトレーダーが自分の取引戦略を試し、改良できます。
• 自信を高める: シミュレートされた環境で練習することで、トレーダーは実際の市場に参入する前に、自分の意思決定スキルと戦略に自信をつけられます。これは、将来的により多くの情報に基づいた収益性の高い取引判断につながる可能性があります。
• 市場データにアクセスできる: 多くのデモ取引プラットフォームは、リアルタイムの市場データと取引ツールへのアクセスを提供しています。これにより、仮想通貨市場とその仕組みをより深く理解できます。これは初心者だけでなく、新しい手法を試したい経験豊富なトレーダーにも魅力的です。

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OKXで稼ぐ方法

OKXは、仮想通貨を預け入れて利息を得る「Simple Earn」や「ステーキング」など、利回りを得るための複数の方法があります。

これらの方法には、一定期間資金が引き出せなくなる「ロックアップ」が伴うものがあるため、資金を預ける前にロックアップ期間をよく確認してください。

Simple Earn

OKXのSimple Earnは、利息を得る機会を提供することで、ユーザーがデジタル資産の価値を最大化できるよう設計されています。

ユーザーが希望する運用方法を選択すると、プラットフォームの貸付市場内でその資産を信用取引を行うトレーダーに貸し出すことで、利息（年率）が発生します。

ステーキング

OKXでは、プルーフ・オブ・ステーク（PoS）方式の仮想通貨を一定期間ロックしてステーキングが可能です。これはネットワーク運営を支援し、ステーキングプールへの貢献度に応じて報酬を得る仕組みです。

OKX Web3 Walletの特徴

OKX Web3 Walletは、分散型のマルチチェーンウォレットで、仮想通貨の管理と送金のための自己管理型ソリューションを提供します。OKXのネイティブウォレットとして、OKX取引所とシームレスに統合され、70以上のブロックチェーンをサポートしています。

効率的なトランザクションを実現するアカウント抽象化などの高度な機能を備え、高評価を得ています。ユーザーは、クロスチェーンの分散型取引所、NFTマーケットプレイス、イールドファーミングなどの機能を活用できます。また、2要素認証とマルチシグネチャ技術により、高いセキュリティが確保されています。

OKX Web3 Walletは、仮想通貨の初心者から経験豊富なユーザーまで幅広く対応しています。メタマスクやTrust Walletなどの競合がある中で、OKX Web3 Walletは強力な選択肢であり、試す価値があります。

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OKXで利用可能な通貨と支払い方法

OKXは、主要なトークンを含む300種類以上の異なるおすすめ仮想通貨をサポートしています。

• BTC（ビットコイン）
• ETH（イーサリアム）
• LTC（ライトコイン）
• XRP（リップル）
• BCH（ビットコインキャッシュ）
• SOL（ソラナ）
• PEPE（ペペ）
• LINK（チェーンリンク）
• USDT（テザー）
• USDC（USDコイン）

新しいトークンが常に追加されているため、探しているミームコインなどもOKXで見つかる可能性が高いです。ただし、一部の時価総額が小さいアルトコインやICO仮想通貨は法定通貨で直接売買できないことがあります。その場合、まずUSDT、BTC、ETH、またはOKBを購入し、利用可能な取引ペアを使って希望するコインと交換する必要があります。

法定通貨での入金について、OKXは90種類以上の法定通貨をサポートしていますが、仮想通貨の売却には13種類の通貨のみ対応しています。サポートされている法定通貨には以下が含まれますが、これに限りません。

• USD（米ドル）
• GBP（英ポンド）
• EUR（ユーロ）
• AUD（豪ドル）
• CNY（中国人民元）
• INR（インドルピー）
• TRY（トルコリラ）

法定通貨の支払い方法としては、デビットカード/クレジットカード、PayPal、Apple Pay、Google Pay、または第三者機関を介したSEPA/SWIFT送金を利用して仮想通貨を購入できます。

OKXで仮想通貨を購入するために利用できる第三者機関は、MoonPay、Banxa、Simplexなど、複数存在します。利用可能な支払い方法は、お住まいの地域と使用したい法定通貨によって異なります。

OKXの手数料と制限について

OKXは、ユーザーにとって魅力的な取引環境を提供するために、手数料体系や出金制限を明確に設定しています。

取引手数料

OKXでは「メイカー・テイカーモデル」を採用しており、指値注文を出す「メイカー」は低い手数料で取引でき、既に板に並んでいる注文を約定させる「テイカー」は高い手数料がかかります。一般ユーザーの基本手数料は、メイカーが0.08%、テイカーが0.10%です。

取引量が1000万ドルを超えるか、10万ドル相当以上の資産を保有している場合、手数料はそれぞれ0.06%と0.08%に下がります。VIPユーザーは、取引量が100億ドルを超えると、メイカーとして0.005%の手数料還元を受けられ、テイカーとしても0.02%の手数料で取引可能です。

また、OKBトークンを2,000以上保有することで、最も低い手数料が適用される「レベル5」に自動的に割り当てられます。

出金制限

出金制限はユーザーごとに異なり、一般ユーザーは一律で500BTC相当額です。特定の日にこの制限を超える出金が必要な場合は、カスタマーサポートに連絡することで一時的に引き上げてもらえる可能性がありますが、必ずしも希望が通るわけではありません。

VIPユーザーの出金制限は、最も低いランクで600BTCから始まり、最高ランクでは2,000BTCまで引き上げられます。

出金方法については、他の取引所に比べて使い勝手が悪いとの意見もあります。多くのユーザーはACH送金を希望していますが、現状では直接の銀行口座への送金には対応していないため、改善の余地があります。

OKXのセキュリティ対策とユーザーの注意点

OKXは、顧客資産をコールドウォレットで保管し、フィッシング対策コードや出金用の追加パスワード設定機能など、業界標準のセキュリティ対策を採用しています。また、全ユーザーに2段階認証の設定を強く推奨しています。

仮想通貨取引所を利用する際は、必ず2段階認証を設定することが重要です。どの種類の2段階認証でも、使用しないよりは安全ですが、特にGoogle Authenticatorなどの認証アプリの使用が推奨されます。

コールドウォレットとホットウォレットの活用

OKXは、ホットウォレットとコールドウォレットを組み合わせて顧客の資金を保護しています。資金の95％は、ハッカー攻撃から守るためにコールドウォレットにオフラインで保管され、残りの5％は取引所での出金や新規入金のためにホットウォレットに保管されています。

仮想通貨の世界には、「Not your keys, not your crypto（あなたの鍵でなければ、あなたの仮想通貨ではない）」という格言があります。これは、取引所に資金を預けることが、自分の鍵と仮想通貨を取引所に委ねることを意味します。安全な取引所であれば、仮想通貨を失うリスクは低く、資金を安全に保管してくれるでしょう。しかし、取引所に資金を預けている限り、ハッキングや不正使用のリスクは常に存在します。

ユーザーは、取引所に預ける仮想通貨を取引に必要な資金のみに限定し、可能な限り自分のコールドウォレットを利用することが推奨されます。また、ledgerなどのプライベート仮想通貨ウォレットを使用する際は、秘密鍵の管理に十分注意してください。

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OKXが利用可能な国

OKXは世界100カ国以上でサービスを展開しており、プラットフォームは英語、スペイン語、フランス語、ロシア語を含む10以上の言語で利用できます。

ただし、OKXが利用できない国もいくつか存在します。以下はその一部ですが、これらに限定されるものではありません。

• アメリカ合衆国（全ての米国領土を含む）
• カナダ（ケベック州とオンタリオ州を除く）
• シンガポール
• マレーシア
• キューバ
• イラン
• 北朝鮮
• クリミア
• シリア
• バングラデシュ
• ボリビア
• マルタ
• インド

さらに、OKXは一部の地域で特定のサービスを制限しています。例えば、以下の地域ではデリバティブ取引関連サービスが個人ユーザー向けに制限されています。

• 香港
• 英国

また、冒頭でも解説した通り、日本居住者も現在は利用不可となっています。

OKXの評判とカスタマーサポート

OKXは充実したサポートセンターを備え、セルフサービス機能も充実しています。この機能により、カスタマーサポートを待たずにアカウント情報の変更などを自分で行えます。また、よくある質問とその回答を網羅したFAQセクションも用意されています。

個別のサポートが必要な場合は、ライブチャットでAIボットに問い合わせたり、電話でカスタマーサポートに相談したりできます。

さらに、OKXは仮想通貨の基礎知識やプラットフォームの利用方法を解説したガイドや記事を豊富に揃えたアカデミーも提供しています。これらのガイドは複雑な取引の概念を分かりやすく説明しており、常に新しい記事で更新されています。仮想通貨に不慣れな方にとって、入門として最適な場所です。

ユーザーからの評判は賛否両論で、Trustpilotでは星2.5の評価ですが、レビュー数はわずか15件で、実態を正確に把握するのは難しいです。一方、Apple App StoreやGoogle Play Storeでは、OKXはそれぞれ星4.9と星4.5という高評価を得ています。

このようにOKX取引所のレビューは低評価と高評価に分かれていますが、OKXアプリの評価はTrustpilotよりも高いようです。

まとめ：OKXは信用できる取引所なのか？

OKXは2017年のサービス開始以来、順調に運営されており、大きな問題や顧客資産の損失は発生していません。数百万人のユーザーに支持されているトップクラスの取引所と言えるでしょう。

また、OKXは仮想通貨の初心者にとって、学びや初めての購入に最適な取引所です。デモ取引機能もあり、新しい商品や戦略を試すことができます。同時に、経験豊富なトレーダー向けの高度な取引機能も提供しています。このように、OKXはあらゆるレベルのトレーダーに魅力的なサービスを提供しています。

サービス開始当初はいくつかのトラブルもありましたが、他の取引所と比べても良好な実績を維持しています。ただし、賛否両論のレビューがあることも事実です。OKXが自分に適した取引所かどうかを判断する際には、この点を考慮する必要があります。

OKXは時代の変化に合わせて進化し、サービスを拡大しています。仮想通貨ローンやマイニングプールなど、他の取引所ではあまり見られないサービスも提供しています。また、競争力のある取引手数料も魅力で、総合的に見て仮想通貨取引に最適な選択肢の一つと言えるでしょう。

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OKXに関するよくある質問

OKXはどこの国にありますか？

OKXは2017年に設立され、当初は中国の北京に拠点を置いていました。現在はセーシェル共和国に登記し、拠点を移しています。

OKXの口座開設では本人確認（KYC）は必要ですか？

OKXはKYCなしでも仮想通貨取引所として口座は開設できますが、そのままでは出金できないため、出金したい場合は本人確認が必要になります。

OKXで取引履歴はダウンロードできますか？

はい、取引履歴はダウンロード可能です。ただし、直近3カ月以内の取引履歴しか取得できないため、1年間のデータを必要とする場合は定期的にデータをダウンロードしておく必要があります。