暗号資産(仮想通貨)投資商品は、2月16〜20日の週に2億8800万ドルの純流出を記録し、5週連続の資金流出となった。
累計流出額は40億ドルに達し、取引量も170億ドルと2025年7月以来の低水準に落ち込んだ。
ビットコインとイーサリアムが流出をけん引
銘柄別では、ビットコイン(BTC)関連ファンドからの流出が2億1500万ドルと最大だった。
イーサリアム(ETH)関連商品も3650万ドル(約566億円)の流出で2番目に大きく、複数アルトコインを組み合わせたマルチカレンシー商品から3250万ドル(約504億円)、トロン(TRX)関連ファンドから1890万ドル(約293億円)がそれぞれ流出した。
対照的に、価格下落局面で利益を得るショート・ビットコイン商品には550万ドルが流入し、弱気姿勢をとる投資家の存在が浮き彫りになった。
スポット型ビットコインETFは5週連続の流出となり、2025年2〜3月以来最長の流出継続期間を記録した。スポット型イーサリアムETFも同様に5週連続の純流出となり、流出総額は約1億2300万ドルに上った。
関税政策と地政学リスクが重なる
資金流出の背景には複数の要因が重なった。トランプ米大統領が輸入品への関税を当初の10%から15%に引き上げると表明したことで、インフレ加速や供給網の混乱、世界経済への影響が懸念され、リスク資産全般に売り圧力がかかった。
また、米国とイランの地政学的緊張が高まり、ビットコインは週明けに6万4293ドル(約996万円)と2週間ぶりの安値をつけた。
デリバティブ市場では、ビットコイン先物や無期限スワップでロングポジションの再構築が徐々に進んでいたが、価格が主要なテクニカルサポートを下回ると損切り注文が連鎖的に執行され、下落に拍車がかかった。
アルトコインへの資金移動も
地域別の動向には明確な差が生じた。米国の投資家は3億4700万ドルを引き揚げた一方、欧州やカナダの投資家は価格下落を好機と捉え、合計5900万ドルを投じた。
国別ではスイスが1950万ドル、カナダが1680万ドル、ドイツが1620万ドルと流入上位を占めた。
リップル(XRP)に350万ドル、ソラナ(SOL)に330万ドル、チェーンリンク(LINK)に120万ドルが流入するなど、成長余地があると見られる一部のアルトコインへの選択的な資金移動も確認された。
市場構造は成熟、回復の鍵はマクロ指標
オンチェーン指標を見ると、長期保有者の供給量は比較的安定しており、大規模な投げ売りの兆候は見られない。取引所のビットコイン残高も急増しておらず、今回の下落はデリバティブや戦術的なポジション調整が主因とみられ、コア投資家による構造的な売却とは性質が異なる。
ビットコインは主要な長期サポート水準を維持しており、下値での需要は依然として存在する。
複数の上場企業がビットコインを財務戦略に組み込む方針を維持していることも、底堅さを示す要因の一つだ。今後の動向は、インフレ指標や債券利回りの安定性、ETFへの資金フローの推移に左右される見通しだ。
ビットコインの新たな可能性、Bitcoin Hyperが注目を集める
こうした市場の調整局面において、ビットコインのエコシステムそのものを拡張しようとする新たなプロジェクトへの関心が高まっている。その一つが、ビットコインのレイヤー2スケーリングソリューションとして開発されたBitcoin Hyper(HYPER)だ。
Bitcoin Hyperは、ビットコインネットワーク上にソラナのバーチャルマシン(SVM)を統合することで、高速かつ低コストのトランザクションを実現し、分散型金融(DeFi)やオンチェーンアプリケーションをビットコインのエコシステムに直接持ち込むことを目指している。BitcoinHyper価格予想
ビットコインはこれまで価値の保存手段として高く評価されてきたが、取引速度やコストの面でDeFiへの活用には限界があった。Bitcoin Hyperはその課題を解決するプロジェクトとして位置づけられている。
プレセールではすでに3150万ドル(約48億円)以上の資金調達を達成しており、市場からの注目度の高さがうかがえる。HYPERトークンの価格は1トークンあたり0.013676ドルで、プレセール参加者には年率37%のステーキング報酬が提供されるなど、早期参加者への優遇措置も充実している。
ロードマップによれば、2026年3月のメインネット立ち上げを皮切りに、シーケンサーの分散化やDAO(分散型自律組織)によるガバナンスの実装が計画されている。
アナリストの間では、ロードマップが順調に進展し広範なユーザー採用が実現した場合、最大40倍のリターンも視野に入るとの見方も出ている。
HYPERトークンはETH、USDT、BNB、SOLなど複数の通貨で購入可能で、BestWalletTokenなどの暗号資産ローンチパッドを通じてアクセスできる。ビットコインの安全性を維持しながら現代的なスケーリング技術を活用するBitcoin Hyperは、今後のビットコインエコシステムの拡張を見据えた投資先として、引き続き注目に値するプロジェクトだ。
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