イーサリアム(ETH)は先週、最新のアップグレードとなるFusakaを実装した。
このアップグレードから1週間が経過した現在も、価格は上昇傾向を維持しており、過去7日間で約9%、前日比でも約6%のプラスとなっており、1ETHあたり3320ドルで取引されている。
一部の専門家は、イーサリアムの10倍成長を予測。同チェーン上で稼働する新しい暗号資産(仮想通貨)、Bitcoin Hyper(HYPER)が急成長する可能性も指摘されている。
Fusakaの実装とイーサリアムを取り巻く市場状況
著名アナリストのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、現在の市場状況について次のようにコメントした。
「米国の雇用統計は堅調であり、それ以降価格は上昇している。特にイーサリアムは、ビットコインを大きく上回るパフォーマンスを見せている。市場にリスク選好の動きが出てきているのは明らかだ」
Fusakaの実装以降、イーサリアムのネットワーク状況は好転しており、取引手数料は過去最低水準にある。
また、ステーブルコインの供給量と、DeFiの流動性は過去最高水準に達しており、ネットワークの効率性と利用率が同時に高まるという、これまでにない状況が生まれている。
アナリストらは、この状況をイーサリアムのエコシステムにおけるファンダメンタルズの転換点と捉えている。
2026年に向けた価格予測も強気なものが増えており、トム・リー氏は6万2000ドルという楽観的な予測を示している。
さらに、今回のアップグレードは機関投資家の関心も集めており、ブラックロックを始めとするイーサリアム現物ETFでは大規模な資金が動かされている。
200万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーのAsh Crypto氏は、ブラックロックとその他のETFが、1億7530万ドル相当のイーサリアムを購入したことを伝えた。
機関投資家による需要は、長年にわたり価格上昇の重要な要因とされてきた。多くの資産運用会社がスマートコントラクトプラットフォームに注目しているため、2026年はETHにとって歴史的な年になる可能性はある。
ドナルド・トランプ米大統領の存在も、イーサリアムの上昇を後押しする可能性が高い。
オンチェーンデータによると、トランプ氏が関与しているとされるワールド・リバティ・フィナンシャルは、約72億7000万ドル相当のイーサリアムを保有している。
同社のポートフォリオのほぼ100%が、ETHで構成されている点は注目に値するだろう。
2026年に向けたイーサリアムの10倍予測
イーサリアムに資金が流れるもう1つの重要な要素として、トークン化があげられる。これは株式や不動産などの資産をデジタル化し、ブロックチェーン上で取引可能にする技術だ。
ポール・アトキンスSEC(米証券取引委員会)委員長は最近、「米国の全ての金融市場は、2年以内にオンチェーン化されるだろう」と発言したことも注目されている。
アナリストは、このトークン化の大部分が、イーサリアム上で行われると予測している。
株式や債券、デリバティブ取引が、イーサリアム上で決済されるようになれば、これまでにない市場取引量が発生することになるだろう。
匿名の業界観察者、RWAwatchlist_氏は、現在の状況について、「数兆ドル規模の資金が流入しようとしている」とコメントした。
テクニカル分析の観点からも、イーサリアムは新たな上昇局面の初期段階にあると言われている。
週足チャートでは、上昇への転換を示す逆三角持ち合いの形成が確認されており、トレーダーのメルリン・ザ・トレーダー氏は、仮想通貨において最も強気な構造と評している。
こういった背景を考慮して、一部の専門家は2026年にETHは、10倍の成長を遂げると予測しているのだ。
保守的な市場関係者でも、ETHの2万ドルから3万ドルへの上昇は現実的であると考えている。
トークン化と機関投資家からの資金流入が期待通りに進めば、これらの強気な価格予測が現実味を帯びてくるだろう。
ETHの成長に恩恵を受けるのは新しい仮想通貨、Bitcoin Hyperか
イーサリアムに対する楽観的な見通しは、ビットコインのエコシステムにおける新しい仮想通貨にも波及している。
特に最近注目を集めているのが、ビットコインの機能を拡張するレイヤー2ソリューション、Bitcoin Hyperだ。
Bitcoin Hyperは、ビットコインのネットワーク上で、ソラナ(SOL)の仮想マシン(SVM)を導入したレイヤー2を開発しており、高速取引と低コストを実現することを目指している。
これにより、これまでイーサリアムが先導していたスマートコントラクトやDeFiの機能を、ビットコインの堅牢なセキュリティ上で利用できるようになる。
現在、Bitcoin Hyperはプレセールを実施しており、初期段階での参加が可能となっている。
公式サイトによると、現在は2930万ドル(約45億4000万円)を超える資金を調達しており、最大年利40%でステーキング報酬も提供されている。
市場関係者は、2025年後半に予定されているメインネットの立ち上げに向け、このプロジェクトがビットコインのレイヤー2市場における主要なプレイヤーになると予測している。
一部のアナリストは、Bitcoin Hyperがポリゴンのような成功を収めた場合、現在のプレセール価格から大幅な上昇が見込めると分析している。
機関投資家によるビットコインへの関心が高まる中、その機能を拡張するBitcoin Hyperは、次の強気相場において重要な役割を果たす可能性があると言えるかもしれない。
Bitcoin Hyperを見てみるポイント
- イーサリアムに新たなアップグレード、Fusakaが実装された
- 一部の専門家は、イーサリアムが2026年に10倍上昇すると予測している
- ETHの成長とともに、同チェーン上で稼働するBitcoin Hyperの需要増加が見込まれている
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