米国の現物イーサリアム(ETH)ETFはこのたび、2026年10月12〜16日の5営業日に約3億2,010万ドルの純流出を記録した。
現物ビットコイン(BTC)ETFの純流出額は約2億2,840万ドルで、ETH ETFの流出額がBTC ETFを約9,170万ドル上回った。
ETH ETFは5営業日中4日で純流出
Farside Investorsのデータによると、ETH ETFは対象期間中、4営業日で純流出となった。10月13日には2,480万ドルの純流入を記録したものの、14日は1億2,950万ドル、15日は6,030万ドル、16日は6,970万ドルの純流出となった。週間合計は3億2,010万ドルの流出だった。
一方、BTC ETFの純流入額は10月13日に1億7,570万ドルを記録したが、14日には2億6,140万ドルの純流出となった。15日は510万ドルの純流入に転じたものの、16日には8,240万ドルが流出。週間合計では2億2,840万ドルの純流出となった。
この結果、両ETFの流出額の差は約9,170万ドルとなった。今回のデータは、対象期間に米国の現物ETH ETFからBTC ETFを上回る資金が純流出したことを示している。
背景と市場への影響
米国の現物ETFは、証券口座を通じて暗号資産(仮想通貨)価格への投資機会を提供する商品であり、資金フローは投資家需要を把握する際の指標の一つとなる。
ただし、純流出はETFからの資金の差し引きであり、それだけでイーサリアム価格の下落原因や市場全体の売り圧力を断定することはできない。
仮想通貨関連ETF全体では、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど5カテゴリーの週間純流出額が合計約6億1,070万ドルとなった。
前週の約12億9,000万ドルからは縮小しており、流出額の大きさだけでなく、その変化にも注目する必要がある。
今後の注目点
今後は、翌週以降のETH ETFとBTC ETFの資金フローが焦点となる。ETH ETFで流出が続くのか、資金流入へ転じるのかを確認することで、機関投資家を含む投資需要の変化を把握しやすくなる。
また、ETFの資金フローとETH・BTCの価格、米国の金利見通し、株式市場の動向を併せて確認したい。資金流出と価格変動の関係は一方向とは限らず、複数の指標を組み合わせて判断する必要がある。
ポイント
- 10月12〜16日の米国現物ETFは、ETH ETFが約3億2,010万ドル、BTC ETFが約2億2,840万ドルの週間純流出を記録した
- ETH ETFの流出額はBTC ETFを約9,170万ドル上回り、ETH ETFでは5営業日中4日で純流出となった。
- 今後は両ETFの資金フローの変化と仮想通貨価格、金利見通しを併せて確認することが重要となる。
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト

