ブロックチェーン分析企業Alliumは15日、2026年1〜9月のステーブルコイン決済額が4,820億ドルに達し、前年同期比45%増加したと明かした。
供給総額が年初からほぼ横ばいとなる一方、決済用途での利用が拡大している。
決済額4,820億ドル、取引件数は71%増
同社の調査報告書「State of Stablecoins and Payments」によると、決済件数は前年同期比71%増の10億4,000万件。平均決済額は544ドルから462ドルに低下した。少額決済の頻度が増えたことが市場の成長を支えた。
2026年第3四半期の決済額は前年同期比51%増となり、9月単月では過去最高の720億ドルを記録した。
今回の数字は、ブロックチェーン上の送金をすべて合算したものではない。Alliumは取引所、DeFi、トークン発行・償還などに関連する取引を除き、決済用途と判定した送金を独自の基準で集計している。
供給額は横ばい、USDTとTronが中心
ステーブルコインの供給総額は9月末時点で約3,050億ドルとなり、年初比0.4%増にとどまった。一方、調整後の送金額は1〜9月に2兆4,000億ドルに達し、その約5分の1を決済が占めた。
決済額の約3分の2はTronネットワーク上で処理され、通貨別ではテザー(USDT)が84%を占めた。発行残高の伸びが限定的ななか、既存のステーブルコインが決済に活用される機会が増えている。
また、ステーブルコイン連動カードの利用額は10倍の39億ドルに拡大。従来の決済サービスとブロックチェーンの接点も広がりつつある。
今後は決済インフラの拡張にも注目
ステーブルコイン決済の急成長を受け、ブロックチェーンの処理速度や送金コストを改善する技術にも関心が集まる。今後は決済サービスへの導入拡大に加え、ネットワークの利便性と安全性が重要な焦点となる。
こうした流れのなか、ビットコインの機能拡張を目指すレイヤー2プロジェクト「Bitcoin Hyper(HYPER)」も開発を進めている。
同プロジェクトは、ソラナ仮想マシン(SVM)を活用した高速処理を採用し、ビットコインを使った送金やDeFi、分散型アプリケーション(dApps)への対応を計画。10月にはテストネットの公開RPCに続き、取引情報を確認できるエクスプローラーの公開も発表した。
資金調達面では、仮想通貨プレセールの累計調達額が約3,320万に達した。開発チームは11月26日をプレセール終了およびトークンローンチの予定日としており、終了に向けたカウントダウンも掲載している。
ビットコインの新たな活用領域を開拓するプロジェクトとして、今後の開発進展が注目される。
Bitcoin Hyperを見てみるポイント
- ステーブルコイン決済額は2026年1〜9月に4,820億ドルとなり、前年同期比45%増加した。
- 決済需要の継続性に加え、送金コストやネットワークの安全性、関連インフラの開発動向が焦点となる。
- 仮想通貨プレセール開催中のBitcoin Hyperが注目を集めている。
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