リップル（XRP）は19日、連邦公開市場委員会（FOMC）会合を控え、1コイン当たり2.53ドル（約380円）まで13.2%急騰した。FOMCは予想通り、経済が堅調に推移していることから政策金利を据え置くことを決定した。
インフレ率は「やや高め」ながらも、FRBが目標とする年率2%に近い水準にとどまっている。FRBのパウエル議長は、年内に2回の利下げを実施する見通しを示した。
XRPはトップ5の暗号資産（仮想通貨）の中で最も高いパフォーマンスを示しており、執筆時点で年間22%の上昇を記録している。また、このリスト内で過去1年間にプラスのパフォーマンスを示した唯一の通貨となっている。
過去24時間のXRPの取引量は143%急増し、現在84億ドル（約1兆2600億円）に達している。これは昨日の米国市場終了以降、市場全体が上昇していることを示している。
他の仮想通貨も軒並み上昇、ショートポジションの清算が加速
イーサリアム（ETH）やソラナ（SOL）などの他のトークンも過去24時間でそれぞれ7.8%、5.2%と好調なパフォーマンスを示している。
今回の急騰により、過去24時間で1億9000万ドル（約285億円）相当のショートポジションが清算された。XRPのショートはその総額の約10%を占め、ETHのショートも7100万ドル（約107億円）相当が清算された。
XRPの下降トレンド転換には2.67ドル突破が必要
価格動向を見ると、日足チャートではXRPが1.75ドルから1.90ドル（約263円から285円）の広いサポートエリアから再び反発し、現在は本日の上昇に対する天井として機能する可能性がある2.67ドル（約401円）の重要なレジスタンスに接近している。
FOMCの声明は市場に歓迎され、パウエル議長のスピーチ直後にすべてのデジタル資産の価格が上昇した。トランプ政権の貿易に関する強硬な政策にもかかわらず、中央銀行が方針を変更しなかったことが市場参加者に安心感を与えたようだ。
XRPが今後数日以内に2.65ドル（約398円）を超えれば、これがトレンド転換を示すものとなり、リップルネットワークのネイティブ資産の価格が大きく回復する可能性がある。
相対力指数（RSI）が今日の急騰でシグナルラインを上回り、MACDのヒストグラムも着実に上昇するプラスのモメンタム読み取りを示している。これらの指標は強気の見通しを支持している。
市場改善でプレセール案件への需要も増加見込み
市場が改善するにつれ、Solaxy（SOLX）のような有望な仮想通貨プレセールへの需要も加速する可能性がある。堅固な価値提案を提供する新プロジェクトへの投資信頼感が回復しつつあるためだ。
Solaxyはソラナのレイヤー2スケーリングソリューションで、オフラインでトランザクションをバンドルしメインネットの負担を軽減することで、ネットワークの混雑問題を解消するよう設計されている。
1月にTRUMPとMELANIAがローンチされた際、ソラナブロックチェーンはトランザクション量の急増により遅延やエラーが発生した。Solaxyはこの問題を解決し、そのネイティブトークンSOLXは取引所、ウォレット、その他のWeb3ソリューション提供者がレイヤー2プロトコルを採用すれば大幅な価格上昇が期待できる。
ポイント
- リップル（XRP）は19日、連邦公開市場委員会（FOMC）会合を控え、2.53ドルまで急騰した
- イーサリアム（ETH）やソラナ（SOL）も過去24時間でそれぞれ7.8%、5.2%と好調なパフォーマンスを示した
- 市場が改善するにつれ、Solaxy（SOLX）のような有望な仮想通貨プレセールへの需要も加速する可能性がある
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