リップル は7日、前日比で3.3%、過去30日間では17.6%の上昇を 記録した。
また、2024年12月から2025年1月のピーク時にリップル(XRP)を購入した投資家は、現在までに約11%の利益を得ていることが明らかになっている。
リップルが見せる2025年の堅調な動き
2025年に入り、リップルは他の主要な暗号資産(仮想通貨)と異なる動きを示している。 Glassnode(グラスノード:オンチェーンデータ解析プラットフォーム)の最新データによれば、2024年12月から2025年1月にピーク時でXRPを購入した投資家は約11%の利益を確定。5月初旬にその利益が実現された。
一方、同時期にビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)を購入した投資家は損失を出している。
リップルは1月に下落局面から脱し、5月初頭には約2.22ドルまで上昇。 テクニカル指標の改善と投資家心理の変化がこの上昇を後押ししている。
リップルの強さを支える要因
リップルの好調には複数の要因がある。 大口投資家、いわゆる「クジラ」の動向が特筆される。
Glassnodeのデータによると、4月の回復局面や5月初旬の下落局面において、クジラが約20億ドル相当のXRPを購入。 この大規模な資金流入は、XRPの価格安定と上昇基調に寄与した。
また、短期保有者の比率が減少したことも注目すべき点だ。 1〜3カ月間の保有者は全体の12%から6%に低下し、長期保有の傾向が強まった。 その結果、短期的な売り圧力が和らぎ、価格変動が小さくなっている。
さらに、50日指数移動平均線(EMA)が上向きに転じ、いわゆる「デッドクロス(下落トレンドのサイン)」を回避した。 ローソク足が50日EMAを上回る展開は、投資家に安心感をもたらしている。
他銘柄との比較と今後の注目点
ビットコインやイーサリアム、ソラナでは、同時期にピークで購入した投資家が損失を被っている。 各市場の環境や投資家心理、機関投資家の動向が異なるためと考えられる。
2025年は主要な仮想通貨ごとに個別の要因が価格形成に大きく関与している。市場では、リップルの短期保有者減少や大口投資家の動向、テクニカル指標の変化が引き続き注目されている。
投資家やアナリストは、Glassnodeや移動平均線、ローソク足パターンなどを駆使して、市場の勢いを慎重に判断している。
リップルの動向は、今後も他のアルトコインと比較され、2025年の市場変化を象徴する存在となる見通しである。 引き続き注視される必要がある。
ポイント
- リップルのピーク購入者が2025年5月時点で11%の利益を実現している。
- ビットコイン、イーサリアム、ソラナのピーク購入者は同期間に損失を出している。
- リップルの強さの背景には大型投資家の買いと保有期間の長期化がある。
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