xAIのイーロン・マスク氏は18日、新型AI「Grok-3」を今夜公開すると発表。OpenAIのサム・アルトマンCEOは、次世代モデル「GPT-4.5」が汎用人工知能(AGI)に近づいていると主張し、AI開発競争が新たな局面を迎えている。
ポイント
- xAIが世界最大のAI訓練クラスターを用いてGrok-3を開発
- OpenAIはGPT-4.5でAGIに近づいていると主張
- MuskとAltmanの確執が AI開発競争を加速
世界最大規模のAI訓練環境
Grok-3は、世界最大規模のAI訓練クラスター「Colossus Supercluster」を活用し、10万台のNVIDIA HGX H100s GPUでモデルを訓練。マスク氏は自身のSNSで「驚くほど賢い」と紹介している。
一方、元従業員のベンジャミン・デ・クラーカー氏は、Grok-3のコーディング性能がChatGPT-o1およびo3より劣るとの評価を理由に退職を迫られたことを明かした。
テレグラムで活動するAI情報のリーク元@Iruletheworldは、「推測や論理的な混乱がなく、真の知性が感じられる」と評価。
個人間の確執が開発を加速
両者の対立は2015年のOpenAI共同設立時にまで遡る。マスク氏は2018年にテスラとの合併案が却下されたことを機に退社。今年初めには974億ドルの買収提案をアルトマン氏に拒否され、現在はOpenAIのマイクロソフト提携を巡って訴訟を提起している。
AI技術の新たな可能性
xAIは2024年12月にシリーズCラウンドで60億ドルの資金調達を完了。Grok-3は合成データを活用したトレーニングを実施し、自己検証機能の実装によりAIの出力の一貫性向上を目指す。
従来のAIは大量のデータをもとに予測を行うが、出力結果の正確性を保証する仕組みは限定的だった。Grok-3の自己検証機能により、誤情報の生成や文脈の逸脱といった問題の解決が期待される。
仮想通貨 投資への影響
このようなAIエージェント技術の急速な進展は、暗号資産(仮想通貨)市場にも大きな影響を与えている。特に、AIと仮想通貨を融合させたプロジェクトへの注目が高まっており、その代表例として、MIND of Pepe(MIND)が挙げられる。
MINDは独自のAIエージェントをエコシステムに統合し、革新を追求。既に仮想通貨プレセールで630万ドル以上の投資を集め、リアルタイムの市場分析とトレーディング機能を提供している。AIによって生成された情報へのアクセスや、最大380%の年利(APY)を提供するステーキング報酬など、新しい価値提案で投資家の関心を集めている。
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