米国のドナルド・トランプ大統領は19日、暗号資産(仮想通貨)「トランプコイン(TRUMP)」をソラナ(SOL)のブロックチェーン上で公開した。
時価総額は一時90億ドル(約9900億円)を突破し、同氏の妻メラニア夫人も独自のミームコイン「メラニアコイン(MELANIA)」の発行を開始した。
プロジェクトの概要と市場動向
トランプコイン(TRUMP)は、発行済みトークンの80%をトランプ・オーガニゼーションの関連会社2社が保有。この偏った所有構造について、市場関係者からは利益相反や価格操作のリスクを指摘する声が上がっている。
公式サイトによると、このミームコインは投資商品や証券ではなく、トランプ氏の理念や信念を支持・表現する手段として位置付けられている。
購入者には集団訴訟への参加権放棄への同意が求められ、市場専門家からは外国政府や企業によるミームコイン購入を通じた影響力行使の可能性も指摘されている。
ミームコイン市場の新展開
メラニア夫人も独自のミームコイン「メラニアコイン」を時価総額20億ドル(約2200億円)で公開。TRUMPトークンとの相乗効果により、ミームコイン市場全体の活性化につながっているとの見方が強まっている。
この動きは、新規ミームコインの発行を促進。特にソラナブロックチェーン上での新規プロジェクトが活発化し、市場全体の取引高も増加傾向にある。
Solaxyプロジェクトの展開
ミームコイン市場の活況を受け、ソラナブロックチェーン上では、分散型アプリケーション開発支援のSolaxy(SOLX)も注目を集めている。
現在、SOLXトークンの仮想通貨プレセールを実施中。1SOLX当たり0.00125ドル(約0.19円)での販売で、資金調達額は150万ドル(約2億2500万円)を突破した。
開発者向けツールキットの提供やスマートコントラクトの展開支援など、ソラナのインフラ整備に注力。SOLY保有者には、プラットフォーム内の優先アクセス権や新規プロジェクトへの参加権を付与する。
セキュリティ面では、CertiKによるスマートコントラクト監査を完了。コードの安全性が確認されており、既存のミームコインとは異なる技術的アプローチを取っている。
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