ビットコイン(BTC)は11日、歴史的な節目となる10万ドルを下回り、9万4000ドル台を推移している。ビットコイン同様、多くのアルトコインが下落基調を示し、暗号資産(仮想通貨)市場全体に調整ムードが広がっている。
こうした状況にも関わらず、市場には依然として一定の楽観的な見方が存在している。その背景には、20日に控える次期トランプ政権の発足がある。
ドナルド・トランプ氏は仮想通貨に対して友好的な姿勢を示しており、バイデン政権下で進められてきた規制強化が緩和されるとの期待が高まっている。
さらに、トランプ政権で新設予定の「政府効率化省(DOGE省)」には、ミームコイン愛好家として知られるイーロン・マスク氏が就任予定であり、この動きも市場の注目を集めている。
ドージコイン(DOGE)
ドージコインは、2013年にインターネットミーム「柴犬」をモチーフに誕生した仮想通貨で、ミームコイン市場における時価総額1位を誇るパイオニア的存在だ。
当初はユーモアを目的としたプロジェクトとして誕生したが、現在ではコミュニティの強い支持と実用性を持ち、仮想通貨市場で確固たる地位を築いている。
特にドージコインは、マスク氏が支持するミームコインとして知られている。同氏のX(旧Twitter)への投稿がきっかけとなり、ドージコイン価格が急騰した例は少なくない。
さらに、政府効率化省の新設は、ドージコインへの期待をさらに高めるだろう。こうした米政界の政権交代の動きや、今後のマスク氏の言動により、ドージコインの需要が高まり、価格上昇に拍車をかける可能性がある。
ペペコイン(PEPE)
PEPEは、マット・フューリーによる有名なインターネットミーム「カエルのペペ」にインスパイアされて誕生したイーサリアムベースのミームコインだ。
2024年、PEPEは年間成長率1000%以上を記録し、ミームコイン市場で時価総額3位にランクイン。この飛躍的な成長により、PEPEはトップミームコインの1つとして確固たる地位を築いている。
また、マスク氏がこのほど、カエルをモチーフにしたミーム画像をXで引用する投稿を繰り返したことで、PEPEの将来に対する市場関係者の期待がさらに高まっている。
フロッカーズ(FLOCK)
フロッカーズは、Vote-To-Earn(V2E)機能を導入した新興プロジェクトだ。同セクターでは珍しい鳥モチーフのミームコインであり、そのユーモラスなキャラクターと画期的なコンセプトで注目を集めている。
FLOCKトークンの保有者には、プロジェクトの重要な意思決定に参加するための投票権が与えられ、投票を通じて報酬を得る仕組みが設けられている。このV2E機能により、トークン保有者の積極的なコミュニティ参加が促進され、コミュニティ主導型の分散型自律組織(DAO)の構築を目指している。
従来の中央集権的な運営体制とは異なり、管理者不在でコミュニティ主導による組織運営は、Web3.0時代における組織体制の新たな主流となる可能性が高い。このプロジェクトは、その先駆けとなる存在として将来的な成長が期待されている。
フロッカーズは上場前にも関わらず、現在開催中の仮想通貨プレセールには950万ドルを超える先行投資が集まっている。なお、プレセールは20日のトランプ政権発足日と同時に終了し、その後は主要取引所へ上場する予定だ。
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