暗号資産(仮想通貨)の大手ステーブルコイン発行元テザー(Tether)は6日、複数のAIアプリケーションを開発中であることを明らかにした。
AI技術を活用した新機能の開発状況
テザーは、独自のAIソフトウェア開発キット(SDK)プラットフォームの公開を予定している。このプラットフォームは、Bare(ホールパンチのJavaScriptランタイム)を基盤とし、様々なハードウェア環境での動作を可能にする。
Tether Data, preview of some of the AI apps we're developing: AI translate, AI voice assistant, AI bitcoin wallet assistant.
Tether will launch soon its own AI SDK platform, open-source, built upon Bare (Holepunch's javascript runtime), working on every hardware, from embedded… pic.twitter.com/W5JFmoVcnh
— Paolo Ardoino 🤖🍐 (@paoloardoino) February 4, 2025
開発中のアプリケーションは、デバイス上でローカルに動作し、データと資金のプライバシー保護を重視している。特に、組み込みデバイスから高性能サーバーまで、幅広いハードウェアでの利用を想定している。
AIビットコインウォレットアシスタントの機能と特徴
テザーが公開したデモでは、AIビットコインウォレットアシスタントの実用性が示された。このアシスタントを通じて、ユーザーは以下の操作が可能となる。
- ビットコインウォレットアドレスの確認
- 残高照会
- 送金先リストの管理
- 仮想通貨の送金指示
これらの機能は、AIチャットボットを介して自動的に実行される。従来のウォレット操作と比較して、より直感的な操作が可能となる。
AI翻訳とAI音声アシスタントの実装
テザーは、AI翻訳ツールとAI音声アシスタントも開発中だ。AI翻訳ツールは、チャットボット形式で翻訳機能を提供する。AI音声アシスタントは、音声入力に対応したチャットボットとして機能し、ユーザーの利便性向上を図る。
テザーのAI戦略と今後の展開
テザーは2023年、欧州の仮想通貨マイニング企業「ノーザン・データ・グループ」の株式を取得。同社のクラウドコンピューティングと生成的AI技術を活用し、新たなサービス開発を進めている。
2025年第1四半期には、AIプラットフォームのローンチを予定。このプラットフォームは、仮想通貨業界における新たな技術基準の確立を目指している。
さらに、オープンソース化されるSDKプラットフォームにより、サードパーティ開発者による新たなアプリケーション開発も期待される。これにより、仮想通貨エコシステムの更なる発展が見込まれる。
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