この記事の内容
ビットコイン の大口投資家として知られるストラテジー社（旧マイクロストラテジー）は8日、米証券取引委員会（SEC）に提出した8-K届出書の中で、ビットコイン価格下落時の保有分売却可能性について言及していたことが明らかとなった。
噂によると、同社は7日にSECに届出書を提出し、このままビットコイン価格が下落し続けた場合、債務返済のために保有するビットコインを売却せざるを得ない可能性があると述べていたという。
同社は現在、約528,185ビットコインを保有しており、これは同社の資産の大部分を占めている。
含み損は8000億円超
8-K届出書の中でストラテジー社は、2025年第1四半期の財務アップデートを公開。ビットコイン保有による未実現損失が、約59億1000万ドル（約8686億7000万円）に達していることを報告した。
また、同文書では同社の総債務が約82億2000万ドル（約1兆2083億4000万円）に達していることも明らかにされた。
この負債状況下で、ビットコイン価格の急激な下落が続けば、財務義務を果たすために保有するビットコインの一部を売却する可能性があるとの記述が含まれていた。
ただし一部の専門家によれば、このような開示は上場企業として必要な法的要件であり、必ずしも会社の意図や直近の計画を示すものではなく、シナリオの一つを示しているに過ぎないという。
ストラテジー社のビットコイン投資戦略
ストラテジー社は、2020年からビットコインを企業の資産として蓄積し始め、「世界初のビットコイン財務会社」として知られるようになった。
同社の戦略は、株式や債務による資金調達を活用してビットコインを取得し、長期的な価値保存と潜在的な価値増加を期待するというものだ。
同社は依然としてビットコインの長期的価値創造に焦点を当てており、新たな資金調達やビットコイン関連プロジェクトへの投資を模索し続けている。
今回のSEC届出書の内容は、同社のビットコイン戦略の変更を示すものというよりも、企業としての標準的な情報開示の一環と見るべきだろう。
ポイント
- ストラテジー社はSEC提出書類でビットコイン価格下落時の売却可能性に言及
- この開示は新たな方針ではなく、標準的なリスク開示の一部
- 同社は約528,185ビットコインを保有し、約82億ドルの債務を抱える
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト
無料のビットコイン・クラッシュコース
- 10万人以上の学習者に支持されています
- 連続7日間、1日1通のメール
- 簡潔で学べる内容を保証！
