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ビットコイン投資で知られるストラテジー社(旧マイクロストラテジー)は24日、保有するビットコイン(BTC)の総量が50万枚を突破したと発表した。
同社は3月17日から23日にかけて6,911ビットコインを追加購入した。購入額は約5億8,400万ドル(約876億円)で、1ビットコインあたりの平均購入価格は8万4,529ドル(約1,267万9,350円)となる。この追加購入により、同社の総保有量は506,137ビットコインに達した。
ストラテジー社のビットコイン保有総額は約337億ドル(約5,055億円)で、手数料を含めた平均購入価格は1ビットコインあたり6万6,608ドル(約999万1,200円)となっている。現在の市場価格に基づく評価額は440億ドル(約6,600億円)を超える。
ビットコイン購入資金の調達方法
最新の購入資金は、ストラテジー社が行った株式の売却によって調達された。同社は1,975,000株のクラスA普通株式と13,100株のシリーズA優先株式を売却し、約5億9,360万ドル(約890億4,000万円)の純収入を得た。
ストラテジー社はサトシナカモトが創造したビットコインの価値を認め、マイケル・セイラー会長の下、2020年に初めてビットコインを購入して以来、積極的な蓄積戦略を継続している。
同社はビットコインを長期的な価値の保存手段と位置づけ、インフレや世界的な経済の不確実性に対するヘッジとして活用している。
この戦略により、ストラテジー社は公開企業としては世界最大のビットコイン保有者となった。同社の戦略はビットコイン中心であり、市場の変動性にかかわらず、その方針を堅持している。
機関投資家の関心と将来の展望
ストラテジー社のビットコイン蓄積戦略には、複数の要因が影響している。
まず、機関投資家からのビットコインへの関心が高まっており、これがビットコイン価格を後押しし、同社の保有資産価値向上に寄与する可能性がある。
また、同社は「デジタルゴールド」としてのビットコインの長期的価値に焦点を当て、株主価値の最大化を図っている。このアプローチは、経済的不確実性に対するヘッジとしても機能している。
ストラテジー社は今後も追加の優先株式を売却して資金を調達し、ビットコイン購入を継続する計画である。現在のビットコイン市場価格は同社の平均購入価格を上回っており、すでに多額の含み益を実現している状態だ。
多くの暗号資産(仮想通貨)市場の変動性にもかかわらず、同社は一貫してビットコイン中心の戦略にコミットし続けており、株式や転換社債などの金融商品を活用して資金調達を行う多様なアプローチを示している。
ポイント
- ストラテジー社(旧マイクロストラテジー)は保有するビットコイン(BTC)の総量が50万枚を突破したと発表した
- 同社は3月17日から23日にかけて6,911ビットコインを追加購入した
- ストラテジー社は公開企業としては世界最大のビットコイン保有者となった
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