企業向けソフトウェア開発などを手掛ける米ストラテジー社は21日、ビットコイン(BTC)を追加取得したと発表した。
発表によると、同社は新たに6556 BTCを総額約5億5580万ドル(約794億8340万円)で購入した。1ビットコインあたりの平均購入価格は約8万4785ドル(約1212万4255円)だった。
今回の購入により、同社のビットコイン総保有量は53万8200 BTCに達した。
これまでのビットコインへの総投資額は約364.7億ドル(約5兆2153億1000万円)となり、全体の平均取得単価は約6万7766ドル(約969万558円)である。
ビットコインへの強いコミットメント
ストラテジー社は2025年に入っても、積極的な暗号資産(仮想通貨)の蓄積戦略を継続している。市場の変動にもかかわらず、同社はビットコインの保有量を増やし続けている。
この動きは、ビットコインの長期的な価値上昇に対する同社の強い確信を反映している。市場の一時的な変動に左右されず、将来性を見据えた仮想通貨投資判断と言えるだろう。
購入背景と市場の反応
ストラテジー社がビットコインへの投資を続ける背景には、いくつかの要因がある。
まず、機関投資家や個人投資家からの支持が拡大している点が挙げられる。最近ではビットコイン以外のアルトコインへの関心も高まっているが、同社は依然としてビットコインに注力している。
少なくとも13の機関投資家が同社株を直接保有し、81.4万以上の個人口座が同社株(MSTR)に直接エクスポージャーを持っている。
さらに、約5500万人の受益者が様々な金融商品を通じて間接的にエクスポージャーを有している状況だ。これは、同社の戦略が市場から一定の評価を得ていることを示している。
市場の変動性が高い時期に一時的に購入を控えていたが、最近になって再び積極的な購入を再開した。これは、ビットコインの回復力と将来的な価値成長への期待の表れと考えられる。
実際、同社のビットコイン保有は、2025年の年初来で12.1%の利回りを達成している。市場の変動にもかかわらず、堅調なパフォーマンスを示した。
同社は今回の購入直前、4月中旬にも3459 BTCを約2億8580万ドル(約408億6940万円)で購入しており、立て続けの大型取得となった。
長期的な視点
ストラテジー社の一連の動きは、短期的な価格変動よりも、ビットコインが長期的に価値を高めるという見通しに基づいた戦略であることを強調している。
同社は今後もビットコインポートフォリオを拡大していく方針であり、市場では同社の動きが仮想通貨市場のトレンドに影響を与える可能性も指摘されている。
ポイント
- 米ストラテジー社が556BTCを約5億5580万ドル(約794億8340万円)で追加購入し、総保有量は53万8200BTCとなった。
- 購入の背景には機関投資家や個人投資家の支持拡大と、市場回復への期待がある。
- 2025年のビットコイン運用利回りは年初来12.1%を達成しており、同社は長期的な価値上昇を見込んでいる。
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