カナダの投資会社ソル・ストラテジーズ(旧サイファーパンク)は7日、ソラナ(SOL)エコシステムへの投資拡大計画を発表した。
同社の発表によると、暗号資産(仮想通貨)SOLの購入用に確保された2500万カナダドル(約27億円)の信用枠から、すでに400万ドル確保したという。
確保された資金は、SOLトークンの購入およびステーキング運用を強化するための資金として使用される予定だ。
150万SOLをステーキング運用中
同社は以前、サイファーパンク・ホールディングスという社名で、幅広いアプローチで仮想通貨業界に投資を実施する企業として知られていた。
しかし2024年半ば、ソラナエコシステムへの投資に集中する動きを見せ始め、社名も現在のソル・ストラテジーズに変更している。
同社のバリデーター事業は、2024年末時点までに150万SOLトークン(約490億円)のステーキングを実施。その中には、同社が保有する14万SOLトークンも含まれている。
今回の投資拡大する動きについて、同社のジョシュア・シモンズCEOは、「我々はSolanaの将来性に確信を持っており、この信用枠を活用してその成長をサポートすることを喜んでいます。特に、ステーキング運用を通じたネットワークの強化は、長期的な価値創造に不可欠です」と述べた。
ソラナの存在感を強める
今回の投資拡大によって、仮想通貨市場におけるソラナの市場価値やエコシステムへの信頼感を高めることが期待されている。
ソラナは、2022年の仮想通貨取引所FTXの破綻後に低迷を見せていた。しかし2023年からは、コミュニティの支援やエコシステム発展により回復を見せ、SOL価格も年初から10倍以上に上昇した。
この勢いは2024年にも引き継がれ、分散型金融(DeFi)やミームコインの市場が活況を見せた。
現在では、ソラナ上の分散型取引所(DEX)の取引量でイーサリアム(ETH)など主要ブロックチェーンを上回っている。
このような背景もあり、同社のHODLの株価は一時2000%以上の上昇率を記録した。
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