ソラナ(SOL)は22日、19日に突破した過去最高値の293ドル(約4.5万円)から急落し、257ドル(約4万円)で推移している。
ドナルド・トランプ大統領の就任演説後、公約とされていた暗号資産(仮想通貨)政策の発表が見送られたことで、市場全体が下落基調となった。
過去最高の取引手数料を記録、注目集まる
ソラナネットワークは1日当たり1,784万ドル(約27.7億円)の取引手数料を記録。1分あたり800万件という記録的な取引リクエストにも関わらず、ネットワークは安定して稼働を続けた点が注目されている。
ソラナネットワーク上では488万のアクティブアドレスが活動し、その取引高は24時間で137.9億ドル(約2,137億円)を超える規模まで拡大。これは、わずか数日前の30億ドル(約465億円)から約4.6倍の急成長を遂げた形だ。
ミームコイン市場での中心的役割も
2024年後半からミームコイン市場において、ソラナは中心的なプラットフォームとしての地位を確立。2025年に入り、トランプ大統領とメラニア夫人の関連ミームコインの取引が急増し、市場を活性化させている。
一方で、「Pump.fun」のようなローンチパッドの登場により、コード知識がなくてもミームコインを生成できる環境が整備されたことで、新たな課題も浮上している。大量のミームコインの生成や大規模なエアドロップ配布により、ネットワークへの負荷が増大。これが取引の遅延や失敗を引き起こす要因となっている。
また、従来のブロックチェーンと比較して、ソラナの1分あたりの取引可能件数は圧倒的に多い。しかし、就任式前後のミームコイン取引急増により、安定性の確保が新たな課題として認識されはじめている。
技術力とリスク、両面が浮き彫りに
ソラナの急成長の背景には、優れたスケーラビリティ性能がある。1秒間に最大65,000件のトランザクション処理が可能で、イーサリアムと比較して格段に低コストな取引を実現。この技術的優位性により、分散型金融(DeFi)での採用が加速している状況だ。
ソラナは2022年12月のFTX破綻時の最安値9ドル(約1,400円)から実に3,000%以上の上昇を記録。技術面での信頼性が市場で再評価されている状況だ。
一方で、価格の急騰に伴うリスクも浮上している。トランプ大統領の就任式当日には、投機的な取引の巻き戻しにより、約7億ドル(約108.5億円)規模のレバレッジポジションが清算される事態も発生。ソラナの価格は一時10%近い下落を記録した。
Solaxy、独自のレイヤー2ソリューションを提案
このような状況下で注目を集めているのが、ソラナエコシステム上で展開されるSolaxy(SOLX)のプレセールだ。このプロジェクトはソラナ上に独自のレイヤー2ブロックチェーンを構築し、ネットワーク混雑時の取引環境改善を目指している。
Solaxyは従来の取引処理と比較して、ネットワーク負荷の大きい処理をオフチェーンで実行する「ロールアップ」技術を導入。これにより、ソラナの高速・低コストという特徴を維持しながら、混雑時でも安定した取引環境を提供することが可能となる。
仮想通貨プレセールは順調に進展し、開始からわずか1週間で1,000万ドルを突破。トランプ関連ミームコインの影響も追い風となり、現在では1,239万ドル(約192億円)を超える資金を集めている。SOLXトークンは現在0.001608ドルで販売されているが、ステージが進むごとに価格は上昇する設計となっている。
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