ソラナ(SOL)は8日、日足チャートに強気ダイバージェンス(RSIが底値を切り上げる一方、価格が下値を更新する現象で上昇トレンドへの転換の可能性を示唆)が明確に形成された。
これにより、月曜日に95ドル(約1万3800円)まで下落していたソラナは17%上昇し、111ドル(約1万6100円)付近で取引されている。
米国が追加関税を検討する中でも、ソラナの下落幅は一時大きかったが、短期的には買いが優勢となっているようだ。
複数のアナリストは、ソラナがまだ底に達していない可能性を指摘しつつも、短期反発を狙ったロングポジションを取っているという。
特にエリオット波動理論(相場波動は5つの上昇波と3つの下降波を基本としてひとつの周期が成り立っているとする理論)では、長い急落の途中に一時的な「B波」が形成されるケースが多いとされ、今回の反発がそのシナリオに合致するとの見方がある。
日足チャートに現れた強気ダイバージェンスの意味
RSIダイバージェンスは、価格とオシレーター(指標)の動きが逆行する現象で、底値反転や天井反転を示唆することが多い。
ソラナは95ドル(約1万3800円)を割り込んだものの、RSI-14は逆に底値を切り上げた。
この「強気ダイバージェンス」は投資家に買いのシグナルを与える重要な指標とされており、16%超の反発につながったと分析されている。
著名トレーダーのブランツ氏は、これを受けてソラナの買い注文を入れたことを明かした。
同氏は「数週間以内にもう一度下押しする可能性はあるが、反発幅を狙う価値は十分にある」と述べ、短期と中期での戦略を分けているようだ。
ソラナの価格予測:2025年に400ドル到達説も
ソラナは過去に295ドル(約4万2800円)近くまで上昇したが、その後、大幅な調整で100ドルを割り込んだ経緯がある。
しかし、複数のエリオット波動アナリストは「A-B-C」の調整パターンのうち、現在はB波が始まった段階と指摘している。
もしこのシナリオが正しければ、160〜200ドル(約2万3200〜2万9000円)への上昇が期待できるという。
一方で、投資家のネブラスカングーナー氏は120ドル(約1万7400円)を重要な水準と捉え、そこを突破すれば140ドル(約2万300円)以上への道が開けるとの見通しを示した。
さらに、ラナクイーン氏は80ドル(約1万1600円)付近まで下がる可能性が残る一方、2025年に400ドル(約5万8000円)まで到達する長期的シナリオを崩していない。
FARTCOINやSolaxyなどソラナ関連アルトコインも注目
ソラナの価格反発は、そのエコシステムに関連するアルトコインにも強気の影響を与えている。
ファートコイン(FARTCOIN)はミームコインの一つで、現在0.61ドル(約88円)付近を推移し、0.63ドル(約91円)を超えれば1ドル(約145円)への急伸が見込めるとの声がある。
さらに、新興のソラナ初レイヤー2プロジェクトのSolaxy(SOLX)が大口投資家の資金を集めている点も見逃せない。
プレセールで約3,000万ドル(約43億5000万円)を調達しており、ソラナの混雑問題を解決する役割を担うことで将来10倍になる暗号資産として期待を集めている。
イーサリアム(ETH)のレイヤー2が数十億ドル規模に成長してきた事例を踏まえると、Solaxyのようなソラナ初のレイヤー2プロジェクトに資金が集中するのは自然な流れともいえる。
数多くのアナリストがSolaxyに高評価を与える理由は、ソラナの成長とレイヤー2技術が相乗効果を起こすという構図がはっきりしているためだ。
ポイント
- ソラナが95ドル台から17%回復、強気ダイバージェンスが形成
- アナリストは短期的な反発を予測、2025年は400ドルも
- エコシステム内のFartcoinやSolaxyも大幅上昇の可能性あり
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト