カナダのソラナ事業者、43.5億円の資金調達でSOL保有量拡大へ

カナダの仮想通貨インフラ企業Sol Strategies Inc.は9日、ブロックチェーン投資会社ParaFiキャピタルから2750万カナダドル（約43.5億円）の資金調達を実施すると発表した。

大手投資会社による戦略的投資の詳細

調達資金は、ソラナ（SOL）の保有量拡大とバリデーター事業の拡張に活用される。資金調達は無担保転換社債ユニットの形式で実施され、年利2.5%で支払いは現金または同社株式で行われる。また社債は1株2.50カナダドル（約394円）で株式に転換可能だ。

この資金調達ラウンドでは、ブロックチェーン業界で著名な投資会社ParaFiキャピタルが全額を出資する。ParaFiキャピタルは2018年の設立以来、仮想通貨エコシステムへの投資で実績を重ねてきた機関投資家だ。

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Sol Strategies社の成長戦略とビジョン

Sol Strategies社のリア・ワルドCEOは、今回の資金調達について「当社のソラナエコシステムにおけるリーダーシップを強化し、ステーキング報酬を活用して株主に長期的な価値を提供する態勢が整った」とコメントした。

同社はトロントに本社を置き、カナダ証券取引所に上場している。ソラナブロックチェーンのインフラ整備と、エコシステムへの投資を主な事業としている。

📢Big week for Sol Strategies (CSE: HODL)!

With @paraficapital's CAD $27.5M investment + our amended and increased $25M credit facility from our Chairman @TonyGuoga, we've secured a total of $52.5M CAD this week to further invest in Solana and the Solana ecosystem.

This… https://t.co/ZELYN1cHUd

— Sol Strategies (CSE: HODL | OTC: CYFRF) (@solstrategies_) January 9, 2025

機関投資家から見たソラナエコシステムの将来性

ParaFiキャピタルのライアン・ナビ氏は「ソラナネットワークを支える重要なインフラ構築に取り組むSol Strategies社を支援できることに期待している」と述べた。同氏は機関投資家の立場から、ソラナエコシステムの発展に不可欠なバリデーターサービスの重要性を強調した

今後の展開と業界への影響

今回の大型資金調達は、機関投資家による仮想通貨インフラへの投資意欲の高まりを示している。特にソラナエコシステムへの投資は、近年注目を集めているブロックチェーンの実用化に向けた重要な一歩となる可能性がある。

取引完了は2025年1月16日頃を予定しており、株主にとっては新たなビジネス展開への期待が高まっている。仮想通貨市場全体にとっても、機関投資家からの資金流入による健全な成長への好材料となりそうだ。

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