米証券取引委員会(SEC)は11日、複数の資産運用会社が申請したソラナ(SOL)の現物上場投資信託(ETF)の審査手続きを開始したことを発表した。市場では承認への期待が高まり、関連アルトコインへの注目も集まっている。
ポイント
- 〜SECが複数の運用会社からのソラナETF申請を受理、2025年10月までに判断へ〜
- 〜JPモルガンは初年度30-60億ドルの資金流入を予測、ヴァンエックは2026年のSOL価格520ドルを予想〜
- 〜ソラナレイヤー2のSolaxyが台頭、2,000万ドルの資金調達に成功し注目を集める〜
SECがソラナETF申請を受理
SECはヴァンエック、21Shares、ビットワイズ、カナリーキャピタルの4社が、米取引所Cboeを通じて提出した申請を受理。グレースケールが運用するソラナ・トラストのETF転換に向けたパブリックコメントの募集も開始し、2025年10月までに判断を下す予定だ。
また、フランクリン・テンプルトンは米デラウェア州でフランクリン・ソラナ・トラストを登録。複数の運用会社がソラナETFの申請準備を進めている。
市場予測と機関投資家の動き
JPモルガンのアナリストは、ソラナETFが取引開始初年度に30億から60億ドルの純流入を集める可能性を指摘。資産運用会社ヴァンエックは、米国のマネーサプライ拡大と採用拡大により、2026年にはSOL価格が520ドルに達すると予測している。
カナダの上場企業Sol Strategiesは、1月31日から2月7日の1週間で24,000SOL以上を購入し、保有量を214,000SOL以上に増やすなど、機関投資家の積極的な投資姿勢も見られる。
SECは以前、ソラナを含むほとんどのアルトコインを未登録証券として分類し、ETFの申請を拒否してきた。しかし、暗号資産(仮想通貨)専門のタスクフォースを設置し、2025年末までに規制の明確化を進める方針を示すなど、新たな規制アプローチの兆しも見られている。
リップルETFへの期待も
リップル(XRP)についても、グレースケールとNYSEアーカが申請したETFの審査が今週中にも開始される見通しだ。
BloombergのETFアナリストは承認確率を65%と予測しており、2023年の連邦裁判所判決で証券としての分類が覆されたことが追い風となっている。
新興プロジェクトSolaxyが台頭
この市場環境の中、ソラナエコシステムに関連した新興プロジェクトSolaxy(SOLX)が注目を集めている。ソラナのレイヤー2ネットワークとして、ネットワークの負荷軽減と高速な取引環境の提供を目指している。
仮想通貨プレセールでは既に2,000万ドル(約30億円)を調達。年間利回り200%を超えるステーキング報酬の提供も、投資家の関心を集める要因となっている。
トランザクションのオフチェーン処理やマルチチェーン機能を通じて、イーサリアム(ETH)とソラナの両エコシステムを橋渡しする技術的特徴が、市場から高い評価を得ている。
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