リップルのモニカ・ロング社長は7日、ブルームバーグのインタビューで、米国での現物XRP ETF(上場投資信託)の承認が近づいていると発言した。
新政権下でのXRP ETF承認に期待
ロング社長は、トランプ新政権下での規制環境の改善により、ETF申請の承認プロセスが加速する可能性を示唆した。
すでにビットワイズやキャナリー・キャピタル、ウィズダムツリー、21シェアーズなど複数の企業が米証券取引委員会(SEC)に現物XRP ETFの申請を行っている。
Ripple President Monica Long expects to see their new stablecoin RLUSD on more platforms "imminently" and says we will see an XRP ETF soon https://t.co/e4TuV4XPv3 pic.twitter.com/LhfIMNDDs9
— Bloomberg Crypto (@crypto) January 7, 2025
XRP価格が350%超の急騰を記録
暗号資産(仮想通貨)に好意的な新政権への期待は、XRPの価格にも大きな影響を与えている。11月7日のトランプ氏再選以降、XRPの価格は0.54ドルから2.44ドル(約366円)まで急騰。
この350%を超える上昇率は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)などの主要仮想通貨を上回る伸びとなっている。
リップル社の米国事業が急速に拡大
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、2024年の最後の6週間で、それまでの6か月間を上回る米国での契約を締結したと報告。さらに同社の求人ポストの75%が米国内に位置しており、これは過去4年間で海外採用が75%を占めていた状況から大きく転換している。
新たなステーブルコインRLUSDの展開も加速
また、ロング社長は同インタビューで、12月17日にイーサリアムとXRPレジャー上で立ち上げた新ステーブルコインRLUSDについても言及。
「まもなく」より多くの取引所での取り扱いが開始されるとし、同社の決済・送金事業の重要な部分となる見通しを示した。時価総額は7230万ドル(約108億4500万円)に達している。
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