暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の共同創業者ジェド・マカレブ氏は21日、国際宇宙ステーション(ISS)の後継となる可能性がある初の商業宇宙ステーション開発に約10億ドル(約1490億円)を投資することを発表した。
同氏はおすすめ仮想通貨から宇宙技術開発企業「バスト・スペース(Vast Space)」を設立し、民間宇宙ステーション事業に本格参入。同社の目標は商業宇宙ステーションを開発するだけでなく、将来の宇宙飛行士のための地球の重力を再現するシステムも構築することだ。
スペースXとの協力を強化
バスト・スペースは、イーロン・マスク氏率いるスペースXと緊密に連携している。ドッキングシステムやスターリンク経由のインターネット接続など、スペースXの技術を活用して宇宙ステーション開発を進める計画だ。
スペースXは打ち上げサービスも提供する予定で、両社の協力関係は高度な宇宙プロジェクトを実現するための重要な要素となっている。このパートナーシップにより、技術的な課題を克服しつつ、効率的な開発が可能になるとされる。
2028年に最初のモジュール打ち上げへ
バスト・スペースは、2028年までに宇宙ステーションの最初のモジュール「ヘイブン-2(Haven-2)」を打ち上げる野心的なスケジュールを掲げている。このモジュールは微小重力研究のための専門実験室として設計され、国際的な宇宙飛行士の目的地となる可能性がある。
ISSは2030年頃に退役する予定で、バスト・スペースはNASAとの数十億ドル規模の契約獲得を目指している。プロジェクトが成功すれば、商業宇宙ステーションはISSの後継として機能し、宇宙研究の新時代を開く可能性がある。
民間宇宙産業の発展を加速
マカレブ氏の大規模投資は、民間宇宙産業の急速な発展を反映している。新しい仮想通貨分野での成功を宇宙事業に活かす同氏の取り組みは、技術革新と商業宇宙開発の融合を象徴するものだ。
プロジェクトの複雑さと規模は、技術とハードウェアの両面で多額の投資が必要であることを示しており、バスト・スペースは進化する民間宇宙産業における重要なプレイヤーとなりつつある。
このプロジェクトは仮想通貨の先駆的存在であるビットコイン(BTC)の創設に匹敵するような、宇宙開発の新たなビジネスモデルを確立する先駆けとなるだろう。
ポイント
- リップル共同創業者のジェド・マカレブ氏が約10億ドルを投じて初の商業宇宙ステーションを開発
- 2030年頃に退役予定のISSの後継となる可能性がある「Haven-2」は2028年打ち上げ予定
- スペースXと協力し、NASAとの数十億ドル規模の契約獲得を目指す
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