金融サービス大手のRevolutは8日、分散型データインフラストラクチャを提供するPythネットワークとの提携を発表した。
革新的な価格データ提供で分散型金融を強化
今回の提携により、RevolutはPythネットワークに独自のDeFi(分散型金融)向け価格データを提供する。これにより、開発者は正確なリアルタイム情報に基づいて取引システムを構築できるようになる。
Revolutのグローバル仮想通貨部門責任者であるメイゼン・エルジュンディ氏は、「Pythとの提携は、金融の近代化を目指すRevolutにとって重要な一歩となる」と述べている。
Revolut, the digital banking giant serving 45M users across 200 countries, just became a Pyth Network data publisher!
Real-time price feeds from a fintech giant = better data for builders, more transparency for users.
The future of finance isn't either/or — it's both. 🤝 pic.twitter.com/9KKIMBlyE9
— Pyth Network 🔮 (@PythNetwork) January 8, 2025
分散型アプリケーションの信頼性向上を目指す
Pythネットワークは、ブロックチェーン上でリアルタイムの価格データを提供するオラクル(データ連携システム)として知られている。同社は最近、独自のブロックチェーンであるPythnetへの移行を完了した。
2023年12月時点で、Pythが支える分散型アプリケーションの管理資産総額は152億ドル(約2兆2800億円)に達している。
европа地域での仮想通貨取引所サービス拡大
Revolutは2023年11月、仮想通貨取引プラットフォーム「Revolut X」のサービス提供地域を欧州30カ国に拡大している。取引手数料は、注文を出す側(メイカー)は0%、注文を受ける側(テイカー)は0.09%に設定されている。
既存のRevolut利用者は、同一プラットフォーム内で法定通貨と仮想通貨の取引がシームレスに行える。
今後の展望:データ品質向上が取引の信頼性を強化
価格データの信頼性向上は、仮想通貨取引の透明性と安定性に大きく貢献すると期待されている。特に、開発者がリアルタイムデータを活用することで、より精度の高い取引システムの構築が可能になる。
日本では、Revolutのその他の金融サービスは利用可能だが、仮想通貨取引については他の仮想通貨取引所を利用する必要がある。今後、同社が日本での仮想通貨サービス展開を進める可能性はあるものの、まずは現地の規制環境への対応が求められる。
今回の提携は、分散型金融の発展に向けた重要な一歩となるだろう。ユーザーは、より信頼性の高いデータに基づいた取引の恩恵を受けることができる。
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