2025年6月26日(木)、イランとイスラエルの停戦が報じられたことで、地政学的リスクの後退が意識され、世界の資産市場は落ち着きを取り戻しつつあります。
ビットコイン(BTC)は一時10万8000ドルまで回復し、数週間にわたる地政学的リスクへの懸念もいったん落ち着きを取り戻しました。
そんな中、注目を集めたのがWall Street Pepe(WEPE)です。スーツ姿のカエルをモチーフにしたこのミームコインは、わずか24時間で68%もの急騰を記録。価格は0.0000639ドルに達し、ビットコインをはじめとする主要通貨や多くのミームコインのパフォーマンスを大きく上回りました。
こうした急騰は突発的なものではなく、WEPEが着実にエコシステムを拡大し、開発ロードマップを実行してきた成果といえます。年初に実施されたプレセールでも高い関心を集めており、その後もプロジェクトは約束通りに進行しています。
今回の上昇は、WEPEが単なる話題性にとどまらず、一定の実績を伴ったプロジェクトとして注目されていることを示す出来事といえるでしょう。
WEPE、勢い止まらず急騰続く
市場全体が軟調な中で、WEPEの上昇がひときわ目立っています。過去24時間で暗号資産市場全体の時価総額は1.37%減少。ミームコインセクターでは4.3%の下落が記録されました。
ミームコインが下落する一方で、WEPEは価格を維持し、しっかりと利益を上げています。
値上がり率ではTADDYとDEGENに次ぐ水準を記録し、24時間で最も上昇した銘柄のひとつとなりました。さらに注目されているのは、TADDYやDEGENの時価総額が100万ドル未満であるのに対し、WEPEは1000万ドルに迫っている点です。トークン規模を大きく上回るパフォーマンスを実現している状況です。
WEPEの高いパフォーマンスは過去にも確認されています。先週は市場全体が大幅に下落し多くの銘柄が二桁の損失を出しましたが、WEPEは84%の上昇を記録しました。不安定な相場環境の中でも安定した強さを見せています。
2025年6月に入ってからの上昇率はすでに243%超。この成長にはエコシステムの拡大やユーザー基盤の活性化が関係しています。
オンチェーンの保有者数は8万人を突破。招待制のAlpha Chatには1200人を超えるアクティブユーザーが参加しており、500%〜1000%超のリターンを得たという報告も相次いでいます。
保有者の多くが利益確定後も買い増しを続けており、継続的な買い圧力が価格上昇の背景にあると見られます。
WEPEの上昇、PEPE初期の勢いと重なる
WEPEは、かつて成功を収めたミームコインと同じ道筋を歩み始めています。2023年に誕生したPEPEは、ティッカーシンボルとミームという要素だけでローンチされました。当時は明確なロードマップも実用性も、主要な支援者すら存在しませんでした。
それでもPEPEには大きな力を持つ要素がありました。それは個人投資家の熱心な支持です。トレーダーたちは喧騒の中でも保有を続け、ジョークの延長にすぎなかったミームを現実の価格上昇へと変えていきました。
その結果、PEPEは安値から16,928%のリターンを達成し、現在では時価総額で3位のミームコインとなっています。
WEPEはPEPEの再来を目指しているわけではありません。しかし現在の値動きには、かつてのPEPEと似た軌道が見られます。この展開は大口投資家ではなく、一般トレーダーが主導権を握った場合に市場で何が起こるかを示す好例といえるでしょう。
すでにWEPEのコミュニティは取引所上場やインフルエンサーの宣伝を待つことなく、自発的に行動を始めています。投資家は自ら買い、保有を続け、大きな取引量を作り出しています。その動きによって第三者も注目せざるを得ない状況が生まれています。
現在の時価総額を見る限りWEPEにはさらなる成長余地があると考えられます。PEPEやDOGEのような大型ミームコインと比較すれば、まだ初期段階。この伸びしろこそが多くのトレーダーを惹きつけている要因です。
さらに注目が集まるきっかけとなったのが、中央集権型取引所Bitfinexによる公式リツイートです。2週間前、Bitfinexの公式アカウントがWEPEの投稿をX(旧Twitter)上で共有したことで、XやTelegramでは上場の可能性に関する憶測が一気に広がりました。
現時点では公式な発表はありません。ただ、Bitfinexは意図のない関与を避ける傾向にあるとされており、今回のリツイートも何らかの兆候と捉える向きがあります。
WEPEに今から参加するには?
WEPEのプロジェクトは、まだ始まったばかりです。参加するにはWEPEの公式サイトにアクセスし、Best Walletなどのウォレットを接続することでトークンを取得できます。
現在はQuestNキャンペーンも実施中です。ソーシャルメディア上での投稿やブロックチェーン上のタスクを完了することでリーダーボードを上昇し、報酬を獲得できます。さらに、今後予定されている5000点のNFTドロップにもアクセス可能です。WEPEの保有者はスコアリング面で有利になる仕組みとなっています。
このキャンペーンにはすでに15万人以上が参加しており、1080万回以上のインプレッションを記録しています。価格面の注目にとどまらずWeb3全体における存在感の拡大にもつながっています。
公式XやTelegramをフォローすることで、最新情報や発表、コミュニティへのアクセスが可能です。詳細はWEPE公式サイトでも確認できます。
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