暗号資産（仮想通貨）市場では現在、ビットコイン（BTC）価格の下落を受けて多くのアルトコインが価格を下げており、新たな機会を探す動きが広がっている。
ビットコインが約10万9000ドル（約1570万円）付近で推移している中、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。
世界的な緊張の高まりや経済的な懸念が市場を揺がし、多くのアルトコインも同様に下落している。しかし、大半の銘柄が静かな値動きに終始する中、一部のアルトコインは力強い回復に向けた準備を静かに進めている。
価格下落で注目される主要アルトコイン
リップル（XRP）
XRP ▲0.69%現在価格は2.02ドルで、過去24時間で2.3%下落した。現在のトレンドは弱気だが、7月には1.91ドルから2.22ドルの範囲で反発する可能性がある。
今月は12%以上下落したが、アナリストは予想通りに価格が上昇すれば10%の上昇もあり得ると見ている。
しかし、7月の見通しは明るく、価格は0.26ドルから0.28ドルの範囲で反発し、現在水準から23%の上昇となる可能性がある。
スイ（SUI）
SUI ▲0.03%の現在価格は2.49ドルで、過去24時間で2.5%下落した。テクニカル指標は主に弱気を示しているが、買い意欲が戻れば反発も考えられる。
スイは今月30%以上値を下げ、1.97ドルまで下落を続ける可能性もあるが、アナリストは7月には1.84ドルから2.02ドルを目標とする反発を予想している。
ドージコイン（DOGE）
DOGE ▲0.78%は現在0.1523ドルで取引されており、1.3%の下落を見せた。
ドージコインは6月に33%以上下落し、弱気なセンチメントが続いているものの、7月には0.17ドル前後まで回復し、現在値から19%上昇するとの見方がある。
2025年の見通しは慎重ながらも強気で、市場が上向けば0.30ドルから0.40ドルまで上昇する可能性がある。
アルトコイン市場の今後の見通し
カルダノ（ADA）
ADA ▲0.52%の現在価格は0.5463ドル。6月は0.51ドルから反発して始まったものの、0.65ドルから0.70ドルのレンジ内で推移している。
0.60ドル超えを維持できれば、最大1.43ドルを目標とする強気のブレイクアウトを引き起こす可能性がある。
一方で、これを維持できなければ0.50ドルへの下落も考えられる。今後12日間で0.72ドルを上回る動きを見せれば、特に市場心理が改善した場合、15%から18%の上昇を後押しするだろう。
このようなテクニカル指標と、スイやカルダノが持つ強力なファンダメンタルズが、市場の反発期待を高めている。
ビットコインと連動する新たなアルトコイン
こうした市場の低迷期において、既存のアルトコインとは異なるアプローチで投資家の関心を集めるプロジェクトも登場している。その一つが、イーサリアムベースのアルトコイン、BTC Bull Token（BTCBULL）である。
このトークンは、単なるミーム文化の人気に乗るだけでなく、ビットコインの価格上昇と連動して保有者に具体的な利益を還元する仕組みを持つ点が特徴だ。
具体的には、ビットコイン価格が15万ドル、20万ドルといった節目に到達するたびに、保有者に対してビットコインのエアドロップが行われる。
同時に、トークン供給量の一部がバーン（焼却）されるデフレモデルを採用しており、希少性を高めることで価値の向上を目指す。
現在、プレセールの最終段階を迎えており、すでに800万ドルを超える資金調達に成功。プレセール価格は1トークンあたり0.002585ドルで、早期参加者には年利51%という高いステーキング報酬も提供される。
ホワイトペーパーによると、コミュニティセール終了後に分散型取引所（DEX）に上場予定となっている。
ビットコインの長期的な成長に賭けつつ、短期的なインセンティブも得られる設計が、市場の回復局面における新たな投資先として注目を集めている。
BTC Bull Token公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram
ポイント
- ビットコイン価格の下落により市場全体が低迷し、多くのアルトコインが割安な価格水準となっている。
- リップル（XRP）などは、6月に大幅な下落を記録した後、7月の反発が期待されている。
- 一部のアルトコインでは売られ過ぎを示すテクニカル指標も見られ、市場回復の可能性が注目される。
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