主要ミームコイン市場の時価総額は12日、直近一か月間で62.8%の増加を見せ740.2億ドル(約10兆7329億円)へ到達した。
米連邦準備理事会(FRB)が7日に開いた金融政策決定会合で政策金利を据え置いたことに加え、パウエル議長が追加利上げを否定。
これにより暗号資産(仮想通貨)市場では、リスク資産への投資に前向きな姿勢が見られており、ビットコイン(BTC)は10万ドルの大台を初めて突破。
その結果、アルトコインやミームコインミームコインにも資金が流入している。
PNUTとBRETTの動向、テクニカル分析からみる今後
リスをモチーフにしたピーナッツ(PNUT)は、過去24時間で26%の急騰を記録。
イーロン・マスクがかつて言及したことでも知られるこのトークンは、2024年11月に一時2.5ドル(約362円)まで上昇したが、その後96%下落し今年4月に底値を付けていた。
現在は0.42ドル(約39円)台を回復し、24時間取引高も10.1億ドルに達した。
一方、BASEチェーン上で最大規模のミームコインとされるブレット(BRETT)も直近一週間で57%高を記録した。
BRETTは0.027ドル(約4円)で下支えされた後、心理的節目の0.05ドル(約7円)と100日単純移動平均線を突破。これにより買いが強まっている。
現在は0.072ドル(約10円)の重要水準を上抜け、新たな上昇トレンド入りの兆候が見られる。
今後、この水準を維持できるかどうかが注目されている。
ソラナ向けレイヤー2新プロジェクトSolaxyへの期待
ミームコイン市場盛り上がりの一方、ソラナ(SOL)上の新レイヤー2プロジェクト「Solaxy」にも注目が集まっている。
Solaxyはロールアップ技術やゼロ知識証明、決定論的なシーケンス処理などのトレンド技術を活用し、ソラナブロックチェーンの混雑や高額手数料の緩和を目指す。
同プロジェクトは既に3400万ドルの資金調達に成功。先行セールでは1人で20万ドル分を購入した投資家も現れている。
SOLXの先行セール価格は約0.0017ドル(約0.25円)で、ステーキング年率報酬120%という高利回りが特徴だ。
今後はブロックエクスプローラーやテストネットの公開、異なるチェーンとの橋渡し機能の実装が予定されている。
他のプロジェクトと比較し、開発ロードマップの具体性も注目点だ。また、ソラナの成長とともにSOLXの需要増加も期待される。
先行セールは公式サイトからアクセスでき、イーサリアム(ETH)やソラナのウォレットに対応している。
ミームコインの相場急伸と新興プロジェクトの進展により、今後の仮想通貨市場の動きがさらに多様化する可能性が高まっている。
ポイント
- PNUTとBRETTが急騰し、ミームコイン市場が再び活気づいている。
- ビットコインや他の仮想通貨市場が強含み、リスク資産への選好が高まっている。
- ソラナ向け新レイヤー2プロジェクトSolaxyが大規模な先行セールを実施し、今後の成長への期待が集まっている。
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