カルダノ（ADA）は18日、過去24時間で2.9%下落し、0.61ドル付近の価格帯を推移している。
同プロジェクトは、ビットコイン（BTC）に代わる次世代の仮想通貨として注目を集めている。その背景には、環境負荷に対する意識の高まりがある。
ビットコインは仮想通貨の先駆けとして普及を牽引してきたが、マイニングに莫大な電力を必要とし、その多くがガスや石炭といった化石燃料に依存している。
このため、大気汚染の拡大や電力網への負担、さらには周辺地域の電気料金の上昇などの問題を引き起こし、一部では停電の一因とも指摘されている。
環境負荷を低減する新しい仮想通貨
こうした状況に対し、環境負荷を大幅に低減する解決策としてカルダノが登場した。ビットコインとは異なる仕組みで動作するため、24時間稼働する大規模なマシンは不要である。
ビットコインが採用するプルーフ・オブ・ワークは大量のエネルギーを消費する。対照的に、カルダノはプルーフ・オブ・ステークにより、より少ないエネルギーで処理を完了する。
イーサリアム（ETH）も2022年に同方式へ移行し、汚染を大幅に削減した。カルダノは初期から環境に配慮した設計で構築されている。カルダノのシステムはオープンであり、査読を経た上でコミュニティ主導で開発が進められている。
一部からは良識あるテクノロジーと評される。環境を破壊しないデジタル通貨を求める人々にとって、カルダノは有力な選択肢となる可能性がある。
専門家から「真のイノベーション」との声
X（旧Twitter）ではカルダノに対する期待の声が上がっている。
あるユーザーは「最新の暗号技術と科学の進歩を駆使し、完全に科学的根拠に基づいて作られた唯一のトークンだ。その柔軟性と可能性には感心する」と投稿した。
また、別のユーザーは「真のイノベーションは一貫性をもって構築される。セキュリティ、分散化、研究は持続可能な未来のための強固な柱だ。カルダノは結果を出し続けている」と付け加えた。
カルダノが示す技術革新の流れは他のブロックチェーンにも広がっている。特に、高速なトランザクションで知られるソラナ（SOL）ブロックチェーン上では、新しい仮想通貨に注目が集まっている。
その中心にあるのが、ソラナ初のレイヤー2ソリューションのSolaxy（SOLX）だ。
ソラナ基盤の新しい仮想通貨：Solaxy
Solaxyは、ソラナの持つ高速性を活かしながら、ロールアップアーキテクチャと呼ばれる最新技術を用いてスケーラビリティの課題を克服することを目指している。
同プロジェクトは早くから市場の注目を集め、先行セール開始からわずか1週間で300万ドル（約4億5000万円）を調達。現在までに総額5300万ドル（約7億9500万円）以上の資金を集めており、主要な取引所への上場も期待されている。
ホワイトペーパーによると、Solaxyはソラナとイーサリアムという2大ブロックチェーンのエコシステムをつなぐことで、さらなる拡張性の向上を図っている。
ミームコインとしての文化的な魅力に加え、レイヤー2技術という堅実な技術基盤を兼ね備えたSolaxyは、仮想通貨業界における次世代イノベーションの代表例といえる。
その革新性と成長性により、初期段階から多くの投資家の関心を集めており、今後の展開に注目が集まっている。
Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram
ポイント
- カルダノは電力消費が少ないプルーフ・オブ・ステークを採用している。
- 環境への負荷が低く、持続可能な仮想通貨として注目されている。
- ビットコインに代わる「真のイノベーション」として再評価されている。
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