分散型金融(DeFi)プロトコル大手のハイパーリキッドが運営するアルトコイン「Hyperliquid(HYPE)」は23日、史上最高値となる37.24ドルを記録した。
ハイパーリキッドは無期限先物取引に特化した分散型金融(DeFi)プロトコルとして急成長を遂げている。
同プラットフォームは2024年11月、早期ユーザーに対して3億1000万HYPE(全体供給量の31%)を配布する大規模な仮想通貨エアドロップを実施した。現在の価格では110億ドル相当となり、長期保有者や大口投資家の参入を促進している。
アルトコインHYPE、年初来1044%の圧倒的上昇率
HYPEは4月の安値から300%上昇した。年初来では1044%という驚異的な成績を記録している。この急騰により、ハイパーリキッドは時価総額350億ドルを超え、暗号資産全体で上位12位に位置している。
プラットフォーム全体の建玉は93億7000万ドルに達した。さらに、1日あたりの手数料収入は540万ドルを上回り、分散型取引所(DEX)として最高水準の実績を示している。
7日間の取引高は677億ドルに達し、大手分散型取引所パンケーキスワップの402億ドルを大きく上回った。また、無期限先物の累計取引高は1兆5300億ドルに到達し、競合のジュピターの3090億ドルを圧倒する規模となっている。
規制当局との積極的な連携でアルトコイン市場の信頼性向上
ハイパーリキッドは米商品先物取引委員会(CFTC)に対して正式なコメントレターを提出した。さらに、分散型デリバティブフレームワークと24時間取引の推進を提案している。この規制準拠への積極的な姿勢が機関投資家の信頼獲得につながっている。
同プラットフォームの無期限先物商品は従来の金融商品と類似しているが、満期がないため継続的な取引が可能だ。こうした構造は機関投資家と個人投資家の双方から支持されている。
今回の上昇はビットコイン(BTC)が11万2000ドルを超える暗号資産全体の強気相場と重なっている。アナリストはHYPEがソラナのような成長パターンを示す可能性があるとし、採用が加速すれば250ドルを目標とする予測を出している。
ソラナエコシステムの革新的プロジェクト、Solaxlyが注目を集める
こうしたDeFi分野の急激な成長の中で、別の有望アルトコインとしてSolaxy(SOLX)が投資家の関心を集めている。Solaxlyはソラナブロックチェーン上で動作する初のレイヤー2スケーリングソリューション(レイヤー2)として開発され、ネットワークの混雑解消と取引手数料の削減を目指している。
同プロジェクトは2024年12月に先行トークン販売を開始。これまでに総額3900万ドル超える資金調達を実現している。
Solaxlyが注目される理由は、ソラナ(SOL)とイーサリアム(ETH)をつなぐクロスチェーン転送機能にある。SOLXトークンはこのインフラの中核として機能し、ソラナエコシステム全体の効率性向上を可能にするとともに、既にXアカウントで7万5000人、テレグラムで1万3000人のメンバーを獲得している。また、コインスルト社による監査でもリスクは検出されていない。
さらに興味深い点は、Solaxlyがペペミームカルチャーとレイヤー2技術を融合させたアプローチをとっていることである。これにより、投機的な投資家と実用性を重視する技術系投資家双方にアピールしている。なお、プレセールは6月16日まで継続予定で、ソラナとイーサリアム間の相互運用性という成長市場への参入を目指している。
VanEckがソラナ上でトークン化された財務省証券を発行するなど、機関投資家によるソラナ採用が加速している。これにより、Solaxlyのような革新的なインフラプロジェクトの発展が期待される分野となっている。
Solaxy(SOLX)公式サイト|X(旧Twitter)|Telegram
ポイント
- ハイパーリキッドのHYPEトークンが史上最高値37.24ドルを記録
- プラットフォーム全体の建玉が93億7000万ドルに到達
- 年初来1044%の上昇で暗号資産時価総額上位12位に躍進
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